前回の投稿記事の最後に触れた
捻転毛にGMTを活用した改善方法。
なかなかキレイに伸び無いクセ毛に活用し、さらに最新成分「エラステクック」と合わせることで、他では味わえない仕上がりが可能となりました。
今回はそんな記事です。
そもそも捻転毛って何?
このブログの中でもちょいちょい出てくる「捻転毛」
クセ毛には、大きく分けると
「波状毛」「捻転毛」「連珠毛」「縮毛」
という4つに分類されています。
その中でも、日本人に多いのが、「波状毛」(ウネウネ)と「捻転毛」(ジリジリ)(個人的見解)
ジェンテには、髪のハイダメージが悩みで来店する方が多くいます。
そんな方達の中で、もっとも多いのが、繰り返しの矯正ストレートによるダメージ。
ウネウネした「波状毛」は割と伸びやすいけれど、ジリジリした「捻転毛」はなかなか手強いのです。
そこで美容師さんたちがすることは、単純に薬剤を強くすること。
もちろんある程度、クセは伸びるのでしょうが、結果的にはハイダメージになってしまうという悪循環なのです。
「髪は痛ませたくない、、けれどキレイな髪にはしたい、、、」
そんな方は意外と多いんですよね。
捻転毛には柔らかいたんぱく質と硬いたんぱく質が混在している
以前にも記事にしましたが、ベースメイクの薬剤は、通常のアルカリストレート剤に比べるとかなり優しくできています。
その優しい薬剤を髪質やクセの強さによって、施術方法を変える事で合わせていくのですが、やはりジリジリ系のクセは伸びにくい、、
その理由は、「捻転毛」のクセの構成にある、、と言われています。
ジリジリした捻転毛は、髪の中に柔らかいタンパク質(オルトコルテックス)と硬いタンパク質(パラコルテクス)のバランスが偏っているために起こると言われています。
この柔らかいタンパク質には、今までの薬剤が効いてくれるのですが、硬いタンパク質は水分を弾きやすいため、薬剤が効きにくい、、と言われています。
そこで出てくるのが、酸性ストレートなどで使用されるGMTという成分の薬剤。
365システムでも、このGMTを補助的に使用することで、髪の負担を最小限に、しっかりクセを伸ばすことができるのです。
ただ、GMTは暴れん坊なので、安易に使用すると、後々のダメージになってしまうので、そこには注意が必要です。
実際の施術例
では実際の施術を見ていきましょう!
写真ではわかりにくいですが、髪の量が多く、クセも強いタイプです。
2年前の、ジェンテ初来店の写真だともう少しわかりやすいですかね
全体だと、、
これにGMTの処理と、新しい薬剤「エラスティック」の処理も行なっています。
エラステティックはツヤやハリだけでなく、パーマ剤の作用もしっかりさせる働きがあるようですので、よりキレイな仕上がりになります。
そして、3時間後の仕上がりがこちら
本人もびっくりするくらいキレイになっています!
このように365システムは日々進化しています。
1年前とは、仕上がり、薬剤、施術方法など、様々な点で違う、、、。
だから、こちらも日々勉強しなくてはいけないんですよね。
まだまだ、今後も進化していきますので、ご期待ください!