美容室で最も髪に負担のかかるメニューは、縮毛矯正とブリーチ!
これは、以前からお伝えしている通りなんですが、
「継続して、頻繁に行う事」も加味すると、アルカリカラーも相当な負担になっているのです。
なぜなら、カラーで明るくする場合、必ずアルカリの力が必要になるから、、、。
なんと、カラー1回で毛髪の強度は30%も下がってしまい、その後は繰り返すたびに、
髪は、その3倍ものダメージを受けていくのです。
そして、そのカラーを、早い方で3週間、遅くとも、2~3か月に1回は行うのです。
当然、そのダメージは徐々に蓄積され、髪のまとまり、ツヤ、ハリは失われていくのです。
ところが、最近になって、
「100%ダメージレスは無理だけど、限りなく0近く、髪の負担を最小限に抑えることは可能かも、、、、」
そんな風に感じています。
今回は、そんなカラー剤のあれこれを書いていこうと思います!
カラー剤の仕組み
まずは、カラーの仕組みを知っておきましょう!
といっても、それほどむつかしい話ではなく、ヘアカラーで行っていることは2つだけ
1、本来のメラニン色素を破壊し、髪色を明るくする事
2、ジアミンという人口色素を使用し、色味を入れる
つまり、「ブリーチ剤で髪を明るくし、そこに色を載せることで、希望の色にする」のです。
図にするとこんな感じ ⇩ わかりやすくはないかもしれませんけど(笑)
カラーしている髪の毛先がどんどん明るくなってしまうのは、この「入れた色」が落ちてくることも一つの要因なんです。
日本でヘアカラーが始まって随分と経ちますが、この2つだけはずっと変わっていません。
ただし、それぞれ製造販売しているメーカーによって、明るくする度合い、色味の濃さ、
添加剤などは、時代と共に、そして、メーカーのコンセプトと共に、それぞれ違いはあります。
余談ですが、最近美容業界で流行っている「外国人風カラー」や「透明感のあるカラー」などは
髪の負担という意味では、通常のカラーより、傷みやすくできています。
「外国人風」を実現するためには、日本人の髪の赤みを消さなければいけないため、
明るくブリーチしておいて、濃い色味を入れることでしか実現できませんからね。
明るくブリーチする = 髪のダメージは大きくなる という事です。
なぜサロントリートメントはカラーの傷みに効かないのか?
このように、カラー剤のダメージの根本的な理由はブリーチによるアルカリが原因。
一般的なトリートメントは、この根本的な原因はそのまま改善せずに、
傷んでスカスカになってしまった髪に有効成分を入れるだけ、、、。
しかもその成分も定着、同化もしないので、1~2週間程度で元の状態に戻ってしまいます。
(かといって、何の効果もないわけではないですが、、、実際に数日間は手触りも良くなりますしね)
だから、「カラーで傷ませているけど、トリートメントをすれば安心!」
と思っているに方は、残念ですが、
トリートメントで髪が治っているわけでも、髪の負担を少なくしているわけでもなく
単純に、手触りをごまかしているだけ!
これが、美容業界のトリートメントの真実なんです。
ま、多くの美容師も知っている事なんですけれどね、、、。
さらに、カラー後1週間は、髪を濡らすとアルカリ性に傾いています。
これが、キューティクルの働きで、徐々に元の弱酸性に戻るのですが、
強いコーティングタイプのトリートメントをすると、キューティクルの働きを邪魔してしまい
アルカリが髪に中で暴れ、より傷んでしまう可能性すらあるのです。
ちなみに、一般的なカラー剤は、パーマに比べると、「アルカリ度」というものが高いものがほとんど。
その為、弱酸性に戻るために、1週間もかかってしまうのです。
カラーのダメージを最小限に抑えるためには、、
では、カラーのダメージはどうしようもないのか、、、というとそんなことはありません。
今、ジェンテで試している「365プラス」というカラーは
「まずは髪を傷めない!後はどこまで髪を修復することができるか、、」
というコンセプトで作られています。
細かな説明は省きますが、今まで色々と勉強してきた中でも、この365プラスのシステムはかなり理にかなっている、、、。
いろんな意味で効果が高いだけに、使いかたを間違えると、思ったような色や明るさにならない、、何て
ミスにもつながってしまうほどです。
「髪を傷ませないカラー」という事は、当然、続けるごとに、髪はどんどん良くなっていきます。
「もっと髪をキレイに美髪にしていきたい、、、」
そんな方にはぜひ一度試していただきたいカラーです。。
3回ほど続ければ、必ず違いが実感できますよ!