こんにちは。名古屋に髪質改善プランナー、衛藤です。
最近は、連休前ということと、梅雨時期が近づいているので、ストレートのお客様が増えています。
簡単そうに見えるけど、実は矯正ストレートはものすごく気を使うんです。
薬剤選定、放置時間、流し作業、アイロン操作など、ちょっと間違えることで結果が変わってしまうので、
何も考えていないように見えても、いろいろ考えているんです、、、、。
という事で今回はストデジを説明していきましょう!
Contents
ストデジって何?
「ストデジ」は矯正ストレート+デジタルパーマの略。
他にも、時代や地域とともに「ストカール」とか「デジスト」なんかとも呼ばれています。
矯正ストレートとデジタルパーマは、他の通常のパーマとは違い
薬剤塗布 ⇒ 流し ⇒ 加熱 ⇒ 2剤 という工程で行います。
この工程が同じなので、同時に施術する事ができるのです。
とはいえ、作業は単純なんですが、技術的な判断は非常にむつかしく、
「ストデジ」でビビリ毛なんて話もよく聞きます。
参考記事時⇩
矯正ストレートとデジタルパーマを繰り返し行い、痛んだ髪に髪質改善した結果‼️
できれば、矯正ストレートは矯正ストレートだけ、デジタルパーマはデジタルパーマだけの方が
キレイに、ダメージも少なく仕上げられるのですが、お客様としては1日で済むし料金も安く済む、、、
という理由で、「ストデジ」を希望される方もいらっしゃいます。
ストデジ工程 まずはビフォア
それでは今回のビフォア写真
クセはそれほど強くはありません。ただ若干の捻転毛(ジリジリした髪)
なので、雨の日なんかは想像以上にモワッと広がり、扱いにくくなる髪質です。
毛先はそこそこパサつきはあるのですが、ここ4、5年矯正ストレートはかけてないとのことなので、
毛先もデジタルパーマで軽ーいワンカールを目指します。
小さなお子さんがいて、お仕事もされていて、なかなか朝のスタイリングの時間が取れない、、、とのことでしたのでね。
根元~毛先までの薬剤塗布と流し
まずは薬剤塗布!秘密の薬剤を全体根元から毛先に塗布。
その後、いつもの低アルカリで、根元、中間、毛先、顔周りと薬剤をかえて行きます。
この薬剤選定を間違えると、取り返しがつきません、、、。
まずは慎重に、そして速やかに、薬剤塗布です。
20分ほど放置して、薬剤反応をみたのちに、シャンプー台で流します。
(この写真は他の記事からの流用です)
こうして流している最中にも、パーマの薬剤は髪の中で働き続けるので
髪の体力の余裕をもって流します!
参考記事 ⇒ 髪にはそれぞれの体力がある‼️
非常に重要なアイロン操作
そして、乾かし具合を見ながらアイロン操作。
今回は写真を撮らせてもらいました。
いつも、こんな感じでアイロンしてます。
この時、髪の水分をどれくらい残しながらアイロン操作をするかで、仕上がりにも違いがでます。
残しすぎると無駄なダメージになるし、乾かしすぎると効果的にストレートになりません。
最も技術とカンを要する部分ですね、、、。
アイロン温度は150度ですが、これはいつもと一緒です。
そして毛先のデジタルパーマへ、
アイロンが終了したのち、毛先のデジタルパーマに入ります。
こんな感じ!
1つ1つのロッドにコードがつながっていて、ロッドの温度が上がる仕組みになっています。
温度は、髪が傷まないように最低限の温度で工夫しています。
基本的に髪は濡れているときは60度、乾くと130度でダメージが進行します。
今回は55度でカールの出具合をチェックして、、、
オッケーだったら一気に100度で完全乾燥させました。
こういった温度調整によって、ダメージとカール具合をコントロールすることができるんです!
そして、加温終了後、ロッドをはずすと、、、、
こんな感じにクルックルになっています。
デジタルパーマの経験がある方はわかると思いますが、仕上がりではこんなにクルクルにはなりません。
今回はあくまで軽ーいワンカールですからね、、、。
そして、流し。
最後は髪に余分なものを残さないように残留処理!!
最後の流しで重要なのは、残留してしまう薬剤をしっかり落としておくこと!
この場合は、2剤で使用する過酸化水素の除去!
そして、アルカリに傾いている髪を弱酸性に戻してあげること!
これをするのと、しないのでは、後々のダメージに差が出てきてしまうんです。
そして、仕上がり
毛先のパサつきはちょっと気になりますが、ブワーッと乾かせばこの感じです。
これで、忙しい朝の時間も楽になると思いますよ。
あとは、ちょっとづつカットしながら、毛先にパーマがなくなったら、デジタルパーマをかけていけば
ダメージも少なくて済むと思います。
矯正ストレートは、まぁ1年くらいは大丈夫だと思います!
※注意 ストデジは髪の状態を選んで行わなければ、下手をするとビビり毛に一直線です。
通常、クセが強く、矯正の履歴が何度もある方の場合は、特に注意が必要です。
どんな髪にも、どんな状態でもできるメニューではありませんのであしからず、、。
以上が、ストデジの工程!
お帰りの際の笑顔がとても印象的でした!
是非髪を大切にしてあげてくださいね!