30数年前にいわゆる縮毛矯正が流行りだし、当時クセ毛で悩んでいた方達にとっては、とっても画期的なメニューとなりました。
今でも基本的な工程や薬剤はほぼ一緒。
ただ、そのころから、今に至るまで、常に施術トラブルによって悲しい結果になってしまう方たちが常に、一定数いるのも事実。
その大きな理由は、使用する薬剤のパワーが大きすぎる事と、技術的な事。
ジェンテにも、大体半年の間に5件から10件ほどの相談が寄せられます。
という事で、今回は根折れの鯨飲と修正ビフォアーアフターを見ていきましょう!
根折れの原因は大きく2つ
一言で「根折れ」と言っても、その原因には2つのパターンが考えられます。
一つは薬剤が頭皮についてしまったり、生え方を無視した塗布の仕方が理由で起こる「根折れ」
こちらは、ダメージ具合としては軽度のケースが多いのですが、根本近くから折れたり、ジリっとしているため、アイロンが根元に当たる程度の長さが伸びるまで(2,3か月)は我慢が必要です。
もう一つは、薬剤とアイロンの熱と角度が理由で起こる「根折れ」
こちらは、滅多にないのですが、ダメージ具合は重度のケースが多く、直すのも困難です。
無理に直そうとすれば断毛のリスクもあるでしょう。
僕らも、後者の場合は、完全に直すことは困難で、長い目でみて少しづつ、、というパターンがほとんどです。
根折れ修正のビフォーアフター
では、実際のケースを見ていきましょう!
まずはビフォアー
矯正ストレートによって、根元を折られて3ヵ月ほど。
ネットで調べて遠いところ足を運んでいただいています。
折れた部分が伸びてくると、このように頭が四角くなってしまいます。
この時は確か、根折れが出ている頭の上半分のみの修正を行っています。
その日のアフターがこちら
そして、後日、更に、毛先も含めたダメージ補強を行い、色もオレンジが強いので、ちょっと打ち消してみた結果がこちら
我ながらで恐縮ですが、かなりキレイに修正できているのではないかと思います。
今回はこのようにキレイに修正出来ていますが、必ずしもこのようにうまくいくとは限りません。
今までの髪の履歴、髪の太さ、クセの強さ、薬剤の種類と強さでも、施術内容や配合は大きく変わりますし、施術中は緊張感を保った正確な施術が必要となります。
やはり、大切なのは、信頼おける美容師さんを見つけておくことが何より重要だと思います。
では、今回はここまで。
いつもありがとうございます!