「髪質改善」って髪の質を良くする事でしょ?

2~3年前あたりから、美容業界では「髪質改善」という言葉が乱発されるようになりました。

「髪質改善」といいながらも、その正体はただのコーティング型のトリートメントだったり

軽ーい薬剤で行う矯正ストレートだったりもあります。

「栄養成分を髪に入れ込みます」なんて言ったところで、髪の中で結合、同化すると言えるようなものも

今のところありません、、、。

 

そもそも、髪質改善って「髪の質を改善」するわけだから、髪が丈夫になったり、くせがよわくなったりしなければ

髪質改善なんて呼べない気がするんですけどね、、、、。

 

やはり重要なのは予防

 

「髪の痛みは治らない」

だからこそ、まずはカラーやパーマ、矯正ストレートで出来るだけ髪を傷めない施術が重要になってくるんです。

あなたの髪を一番痛めているのは、僕ら美容師!という自覚

 

最近では医学の世界でも「予防医学」という言葉をよく聞くようになってきました。

日本の財政から見ても、医療費の負担が大きくなり、いろんな意味で個人負担もに上がっていくだろうと予想されています。

そういった意味でも、病気になったから直すという「対処療法」ではなく

病気になりにくい体つくりが重要という事らしいです。

 

先日の川嶋教授の特別講演もそんな話からのスタートでしたね。

たった1分でできる美容と健康法!復元ドライヤーの新しい使いかた

 

だいぶ大きな話になってしまいましたが、髪の毛も同じなんです。

カラーで傷め、パーマで傷め、ヘアケアで傷め、アイロンで傷め、紫外線で傷める、、。

それでいて、髪をきれいに見せるにはコーティングしかありません。

しかし、その持ちはわずか1~2週間。

さらにその後は髪がもっと扱いにくくなってしまう可能性すらあります。

素髪ケアと被膜髪ケアの違い

 

こんな風に考えていくと、僕ら美容師が考えなければいけないことは、どう考えても

トリートメントに頼るパーマやカラーではなく

「いかにダメージを抑えたカラーやパーマにしていくか」

という事に集約されていく気がします。

 

なぜか、、、髪はカラーやパーマを無限にできるわけではないからです。

髪にはそれぞれの体力がある‼️

ま、簡単に言ったら無茶を続けると、「髪をきれいに見せる事がむつかしくなりますよ」

ってことですね。

 

ところが「髪質改善」なるメニューを調べてみると、その多くのものが

「傷んだ髪を直す」とか「ツヤツヤ・サラサラな髪」を打ち出すことがメインになっているのが現状です。

当たり前といえば当たり前なんですが、、、、

 

何だか違和感を感じてしまうんですよね。

 

やむをえない事もあるんですが、自分たちの作る「髪の痛みのきっかけ」には目もくれずに

「このメニューで髪が良くなりますよ!」的な発想が、、、、。

 

薬を出し続けるために病気を治さないやぶ医者みたいに見えてしまうんです、、。(極端な例えですが、、)

 

そんな風に思われないためにも、「本当の事が言える美容師」「髪を大切にする美容師」でありたいと思います!

 

カラーの時のダメージを減少させる!

 

前置きがめちゃくちゃ長くなりましたが、今回の記事の一番はこれ↓

パーマや矯正ストレートでは、他に比べて随分ダメージを小さく出来ている気がするのですが

カラーに関しては、なかなかすぐにはわかりにくい(アルカリや過酸化水素の除去はもちろんしていますが)

という事で、今回新たに「キレート剤」なるものを入れてみました。

 

これは、カラーの際に髪に付着してしまう金属イオンが、髪のキューティクルを傷つける

その為に髪がいたんでしまうので、この金属イオンを除去するための溶剤です。

 

これで、カラーが辞められない方の髪の負担が少しでも少なくなれば良いですね!

ま、「イルミナカラー」をする方には不要ですけどね、、、。

イルミナカラーというカラー剤には、同じように金属イオンを除去するものが含まれているそうですからね!

 

 

 

 

あなたの髪はもっとキレイになります

 

髪がキレイに収まらないのはしょうがない」なんて諦らめていませんか?
髪は正しいヘアケア、正しい施術を行えば、必ず今よりキレイになります。

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