こんにちは、名古屋の髪質改善プランナー、衛藤です。
髪がパサパサ、フワフワ、、何をしても良くならない、、、
ひょっとしたら、自分の髪にあったシャンプーやトリートメントを使えばもっと扱い良くなるのかな、、
なんて思っている方は、以外に多い。
でもよく今までを振り返ってみてください。
結局、数回使うと「やっぱりあんまり合わないな、、」とまた違うシャンプートリ―とメント探し、、、
同じ事をずっと繰り返していませんか?
結局、一番の髪の悩みは解決されないまま、今に至って、髪の悩みはあきらめていませんか?
何故こんな風になってしまうのか、、、、
恐れずにはっきり言いましょう!
傷んだ髪をトリートメントで何とかしようと思うのが、そもそも間違いですから!
今回は、その理由と対策について考えていきましょう!
髪の傷む原因 ~なぜ今のように髪が傷んでしまったのか、、、~
まずは、髪が傷む原因について。
現在、ご自分の髪が傷んでいて何ともならないのであれば、必ず思い当たるふしがあるはずです。
是非、ご自分の髪の過去を振り返って読み進めてください。
1、物理的なダメージ
髪は、摩擦には非常に弱くできています。
具体的には、シャンプー後にタオルで水分をふき取るとき、ドライヤーで乾かすとき、ブローの時
アイロンを入れる時、髪をまとめる時、逆毛を立てる時、などに、摩擦によって髪の大切なキューティクルが
はがれていってしまう事があります。
これらによって引き起こされるのが、物理的なダメージです。
2、外部環境的なダメージ
夏に、海やプールに頻繁に行っていたせいか、秋になったら髪がガシガシになってきた、、、、。
これは、海水やプールの水がアルカリに偏っている上に、直射日光で髪が焼けてしまう事によっておこります。
こういった、環境によって引き起こされてしまうのが「外部環境的なダメージ」です。
他には、湿度の高い場所と、空調の効いた部屋を出たり入ったり、、、などでもダメージは起こるし
野外でのスポーツで、汗と日光などでもダメージになってしまう事もあります。
3、化学的なダメージ
これは、主には美容室で引き起こされるダメージです。
もちろん、ホームカラー(酸化染毛剤)などは大きなダメージが起きます。
一般の方は、美容師さんに
「これはトリートメント成分なので傷まないですよー」なんて言われると
素直に信じてしまう事も多いようですが、形を変える(パーマ)色を明るくする(カラー)以上
どんなトリートメント成分を使っていても、髪が傷まない事なんて絶対にありません。
施術したその時にツヤツヤなきれいな髪になっていたとしても、2、3日で
そのコーティングも取れてきて、髪の中の荒らされた部分が露出してきます。
「やってもらったときはキレイなんだけどなー」
そんな感想を感じる正体には、こんなからくりがあるんですね。
参照記事 ⇒ あなたの髪を一番痛めているのは、僕ら美容師!という自覚
知っておいた方が良い、髪にとって重要な事 ~素髪の重要性~
まずは、美容師ならほとんど知ってると思いますが、髪をきれいにするうえで重要な項目を
いくつか挙げてみましょう!
1、髪にはどんな有効成分でも、定着も同化もしない!
CM、広告、ネット検索などをみていると、
「髪に近い高濃度加水分解ケラチンを配合した、、、、」とか
「ナノ化させた〇〇を髪に浸透、、、」「超音波で、、、」なんて
なんだか髪によさそうなことが沢山書いてありますよね、、、、。
でも、、残念なことですが、、、、、
髪にはどんな成分を入れても、定着も同化もしないんです。
本当に残念ですよね、、、。
ま、つまり、髪の内部に入ったとしても、すぐに出てしまう、、、という事です。
どんな有効成分であれ、髪のダメージをごまかすことはできても、修復することは不可能なんです。
2、髪にはもともと強靭な鎧がついている
髪は、自分の中にある成分を守るために、最強に鎧を身にまとっています。
生身の自分を守るために、こんな鎧で武装している感じ(笑)
個人差はありますが、ある程度の摩擦や熱、紫外線からは髪を(正確には頭を)守ってくれるんです。
しかも、この鎧はかなり精密で、水分によって膨らんだり、縮んだりしながら、
髪の中が安定した状態で保てるように動いているのです!
3、アルカリやコーティングによって鎧がはぎ取られてしまう!
そんな強い味方のキューティクルにも、弱点があるのです。
それが「アルカリ」と「コーティング」の2つ
アルカリとは、カラーやパーマなど、髪の色や形を変えるときに、元々弱酸性の髪をアルカリ性に傾けることで
簡単に操作できるようにするためのものです。
ちょっとややこしいですよね、、下の図を参考にしてください!
繰り返し、アルカリに傾けることで、髪は硬化し、徐々にはがれていってしまう(鎧がはがされてしまう)のです。
続いて「コーティング」
これは、今ある鎧の上に、ラップみたいなコーティングで覆っていく感じ。
すると、人の場合だと、中では呼吸困難に陥り、気を失う、、、。
髪の場合だと、上手くキューティクルの開閉ができなくなり、髪の中が不安定なままになってしまうのです。
さらに、そのラップは、必ず自然にはがれていってしまいます。
そのはがれる際に、身に着けている鎧も一緒に剥がしてしまう、、、なんてことも起こりうるのです。
原因を取り除けば悩みは解決できる!
では、結局どうしたら良いのか??
たとえば、煙草を吸う方が、肺の病気にかかったとしたら
まず重要なのは、禁煙する事がベスト、最近であれば、ちょっと譲歩しても、電子煙草にするとかですよね。
煙草を吸いながら、薬やサプリで改善させたところでイタチごっこ。
客観的に見たら、その病気が改善する可能性は少ないでしょう、、、。
髪の悩みだって、それと全く同じです!
ただ、だからといって、普段のスタイリングやアイロン、または紫外線を避けたりなんて、まず不可能、、。
しかも、すごーーく気を使ってみた所で、その違いはごくわずか、、、。
せっかく頑張っても、効果がわからなければ続かないですよね、、、、、。
でも、上記の髪のダメージの原因で、最も大きなものは、実は、、、、
化学的ダメージなんです。
つまり、美容室で行うメニュー、、、このダメージが多くの場合は最も大きいのです。
そのダメージをすこしでも小さくできれば、いつかは、髪のダメージを気にする事もなくなります。
その原因を取り除いた(小さくした)うえで、毛先のダメージを「直す」ことはできなくても
「ごまかす」ことで、やり過ごしていく、、、。
できるだけ、鎧を残した状態で毛先まで伸ばしてあげれば、それほど気になるダメージにはなりません!
髪を改善するという事は、そういうことだと思います。
とはいえ、一般の方からしたら、よくわからないし、めんどくさいですよね、、、。
そんな方は、髪の毛の事を本当によくわかっている美容師さんに、お任せするが最も近道です。
だって、美容師は、髪のプロですからね、、、
つまり、、、髪が傷んで何とかしたい、、何を付けても良くならない、、、そんな方は
検索などで、よくわからないシャンプーやトリートメントを探すより、
信頼のおける美容師さんを探すほうが、結果的には、早く髪が良い状態になるという事です!