1年ほど前から、インスタやYouTubeで
「白髪染めを使わずに白髪をぼかす方法」
として、多めのハイライトで髪色を明るく立体的に見せるバレイヤージュが人気動画として上がる事が多くなりました。
基本的にブリーチ剤を使用したカラーですので、当然髪は傷みます。
なので、数年に1回くらいのペースで行うくらいなら良いのでしょうが、数ヶ月ごとに繰り返しバレイヤージュ施術を行うと、数回で「もはや髪ではない何か」に変わってしまうほどのダメージを負ってしまう可能性があります。
「カラーとしてはとってもキレイだし、雰囲気も良いけれど、その代償はあまりにも大きすぎる、、、。」
グレーカラーとしてのバレイヤージュには個人的に、こんな印象を持っています。
という事で、今回はそんなお客様をご紹介します!
ハイトーンカラーが似合うお客様
まずはビフォアの写真から
パッとみた感じ、クセ毛もキレイに出ているし(毛先は以前のデジタルパーマだそうですが)、多少膨らみはあるものの、明るいハイトーンの感じもとても良く似合っている方です。
でも、本人的には、色をできるだけ暗くしたいのと、毛先のダメージをなんとかして、「まとめなくてもいいキレイな髪」にしたいとのことでした。
とはいえ、お似合いの色を暗くするのは結構躊躇しましたが、、、
当日の結果がこちら
色はともかくとして、ダメージはブリーチ&デジパが原因ですので、結構大変な状態です。
蹴局、何度か365カラーを行い、毛先の最も絡んでしまう部分はカットさせていただいています。
その後、「もっとキレイにしたいけど方法はあるか?」とのことだったので、ベースメイクをさせていただいています。
来店からずっと暗めのカラーで施術してきたのですが、やはり、どう見ても明るめの方が似合う、、、。
グレーが気になるから、、という理由で暗くしていたのですが、暗くしても明るくしても、気になる度合いはどっちもどっちかな、、ということで、できるだけ明るくさせていただく事になりました。
とは言え、ブリーチを使用すると毎回の施術時間もかかるようになるので、グレーカラーがほんのり入るギリギリの明るさにしています。
今までのグレーカラーを一旦髪から抜かないと明るくならないので「脱染材」という髪の負担なく染料だけを取る施術をしています。
余談ですが、特にグレーカラーの履歴がある場合、明るい薬剤を使用すれば髪が明るくなるわけではないんですよね。
その結果がこちら
毛先のくすみはまだ気になりますが、明るさといい、質感といい、当初に比べるともはや別人(笑)
これで、髪をまとめなくてもキレイになると思います。
後はグレーが気になるかどうかで、今後明るさや色味も相談していく予定です。
個人的には赤みをオリーブで消してオリーブブラウンでも似合うかなーと思ってますが、、、
では今回はここまで!
いつもありがとうございます!