デジタルパーマが流行り出して20年ほど、、
同じデジタルパーマでも、様々なメーカーから、様々な器械や薬剤が発売されてきました。
「乾かすだけで巻髪風な仕上がりに!」という事で、一時期は美容業界を風靡するほどの人気ぶり。
でも結局、2回、3回と繰り返すうちに、髪がとんでもなく傷んでしまい、徐々に廃れて行った、、という経緯があります。
とはいえ、一部の方には
「しっかりしたパーマが長く保てる」
という事で、いまだ重宝されるメニューでもあります。
ジェンテでも、使用頻度はそれほど高くはないけれど、なくてはならない機器、、という事で、2年ほど前に、新しいデジタルパーマ機器を購入しています。
今でもトラブルの多いデジタルパーマ
様々な機器があるけれど、簡単に言えば
「ロッドがムラなく、決まった温度で温まる」ならば、どんなものでも大差はありません。
それよりも、使用する薬剤や施術工程の方がよっぽど重要!
髪が傷むのも、傷まないのも、この選択次第です。
最近でも、デジタルパーマでトラブルになってご来店いただく方もちょこちょこいらっしゃいます。
この2人は矯正ストレートもしてないのに大変な目に合っていました。
明らかに、美容師の選択ミス、もしくは知識不足ですね、、、。
先日も、ご紹介でいらした方の毛先は、デジタルパーマでえらい事になっていました。
本当に笑えない状況、、、、。
ご本人も、「デジタルパーマでジリジリになる事もある」とは知っていたものの、まさかご自身の髪がこうなるとは夢にも思っていなかったようです。
ここまで毛先が傷んでしまうと、すぐに良くすることはできません。
おうちが遠い事もあり、今回はカット&カラードーニー で補修。
本当は切りたくないのに、泣く泣くカットさせていただいています。
このように、未だに、デジタルパーマでの失敗は絶えません。
常に矯正をかけている方で、毛先にパーマをかける場合は、もっとトラブルが増えるでしょう!
やはり美容室選びは慎重に行った方が、良い結果に結びつきやすいかな。
ベースメイクした髪にデジタルパーマをかける!
とはいえ、決して「デジタルパーマ」が髪を痛ませるわけではありません。
先ほども書いたように、要は使い方次第。
「現状の髪」を正しく診断し、「ベストな薬剤」を使用し、「施術工程」を間違わなえれば、キレイなカールだって可能です。
365シリーズであれば、ほぼ髪を傷ませる事なく補修しながらパーマだって可能なんですがね。
という事で。ベースメイク後のデジタルパーマのビフォアアフター。
まずはビフォア
半年ほど前にベースメイクを行なっているし、カラーはいつも365プラスカラー。
ちなみに、ベースメイク前はこちら
なので、激しいダメージはありませんが、毛先には以前のダメージが残っていて、ツンとした感じ。
普段はアイロンで巻くものの、もちはそれほど良くないとのこと、、。
この毛先にワンカールほど有れば、コテやカーラーでのセットも、持ちがよくなるし、ダメージもごまかしやすい、、。
という事でデジタルパーマをかけています。
その後の写真がこちら
カールドライヤーで軽く仕上げた状態です。
パーマ自体はほんのり、、という感じですが。随分髪も柔らかく、いい感じの仕上がりです。
ロングの方は、毛先がすこし丸丸だけでも、随分印象が変わりますからね!
今後もベースメイク後のパーマ、もしくはベースメイク&カール(ストデジ)も年末にかけて増えてきそうなので、さらなる勉強に励もうと思います!