久しぶりの投稿になってしまいます。
ありがたいことに、サロンワークも忙しくさせていただき、なかなか投稿する時間を持てなかったので、こんなに期間が空いてしまいました!
ただ、そんな中でも、NRAを通じて、勉強、検証、研究は常に行っていて、細かなバージョンアップは至るとこで行っています。
最近は「パーマがかかりにくいお客様」がネット検索でご来店いただく事が増え、個人的には、その点についての検証が多いですね。
今回は、「かかりにくい髪質」の中でも白髪に特化してみていきましょう!
白髪はパーマがかかりにくいは本当か?
先に答えをお伝えすると、化学的にみても本当です!
パーマをかけるときは「湿度」と「温度」が非常に重要になります。
NRAの先輩たちは、温度計、湿度計でサロンのパーマ環境をコントロールしている方も多くいるくらい、密接に関係しているのです。
ここからが本題なのですが、白髪は髪のメラニン色素がなくなった状態。
そして、色素=保湿力 となっています。
つまり、白髪は
「髪の保湿力(色素)がなくなり、水分が少なくなることで、パーマがかかりにくくなる」
ということが言えるのです。
かかりにくい人の対処方法は?
前回の「かかりにくい髪の考察」でも触れましたが、今回のケースでも、今のところGMTという還元剤(パーマ剤)が有効だと思います。
通常、強いパーマ剤だと、Phやアルカリ度が高くなるものが多いのですが、そうすると、髪が細くなっている「白髪毛」には負担が大きすぎる、、。
結果的に、「かかったけどチリチリ」なんてことにもなりかねません。
その点、このGMTは使い方さえ間違わなければ、非常に優秀な働きをしてくれるのです。
ちょっと専門的な言い方をすると、「髪の疏水部にアプローチできる還元剤」という事です。
最近では、ベースメイクの捻転毛対応や、パーマがかかりにくい方などに使用するケースも増えてきましたね。
先日もこの方法で、今までパーマがかからない、、という方を施術させて戴きました。
今までほとんどパーマがかからず残念な思いをしてきたそうですが、これでしばらくはカールスタイルを楽しめるでしょう!
白髪の方のビフォアアフター
今まで、個人的にも何度かパーマをかけてはゆるくてかけ直す、、といった事を繰り返しながら、現在の方法にたどり着いていますが、今後はまた違うアプローチが増えてくるかもしれません。
あくまで今の所の方法論ですが、2名のお客様で説明していきましょう!
この方は、今まで他店でパーマをかけているのですが、中々満足いかず、ご来店いただいた方です。
ポイントは根本の立ち上がりをきれいに出し、かつパーマの持ちをよくする事。
普段はカーラーで巻かれるそうですが、乾かすだけでもこれくらいの仕上がりにはできるようにかけています
この方は、今グレーヘアーに移行中。
根本からハードパーマでインパクトがでるようにかけています。
このように、髪のダメージがそれほど無ければ、パーマはそれほ度リスクはありません。
難しいのはブリーチや矯正ストレートなどのハイダメージのケースです。
それはまたの機会に記事にしていきましょう!