美容室でのメニューは、そのほとんどがダメージを起こす!
ここに、美容師としてのジレンマがあります。
だから、施術の時には、出来るだけダメージリスクを軽減する薬剤選定、そして、施術のあとには、髪に出来るだけ未処理の薬剤を残さない後処理をすることで、美髪に近づける事をしています。
その中でも、ダメージリスクの大きさのナンバーワンと言っても過言でないのが、矯正ストレート。
通常、高アルカリ、高還元濃度で髪を柔らかく膨らませ、200度近い熱でタンパク質を固めるので、髪の限界を一気に超えてしまう事もあります。
そうなると、、、
色々と、勉強、研究、実験、実践してみた結果、僕らは、低アルカリ高還元濃度の薬剤が最も安全でキレイにクセも伸ばせると思ってます。
業界には酸性ストレートなんかもあるのですが、様々な要因で、薬剤はあるのですが、うちではあまり行いません。
って、一般の方には何の事かさっぱりですよね。
まぁ、簡単に言えば、ハイダメージでもない限り、無理矢理酸性にこだわる理由がみつからないんです。
では、施術例と共にみていきましょう。
まずはビフォーア
パッとみた感じ、それほどクセ毛は強くありませんが、髪がしっかりしているので、かわかすと、結構膨らむ髪質です。
膨らみが気になるとの事で、前回のカットで、めちゃくちゃ梳いてあります。
個人的には、どうかと思う減らし方でしたが、、、(怒)
あと、この長さだと、跳ねてしまうかもしれないのと、髪にまだ余力があるので、毛先にはデジタルパーマをオススメしてます。
いわゆる「ストデジ」です
(根元〜中間はストレート、毛先はデジタルパーマです。)
その結果
ご本人としては、想像以上の仕上がりだったようで、驚いていました。
まぁ、実際は、元の髪がしっかりしているので、そのおかげですけどね、、笑
とにかく、喜んでいただいて幸いです。