まずは、そもそも、髪の毛のダメージとは何なのかを、できるだけ優しく説明してみます。
通常、髪はキューティクルと言う最強の保護膜でおおわれています。
この、うろこ状の一枚一枚がキューティクルです。
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これは、髪のダメージから見ると非常に重要で、最強の保護膜と言っても過言ではありません。
特徴として、横のチカラには非常に強くできています。
また、髪の毛の中の成分が抜け出ないように蓋の役割もしています。
キューティクルは硬いタンパク質でできているので、はりこし、ツヤ、しなやかさなども、キューティクルの有無に関係してきます。
そんなキューティクルですが、縦のチカラ(摩擦)や熱にはあまり強くありません。
ですから、タオルドライやドライヤーに注意が必要です。
また、カラーやパーマ時にアルカリに偏らせると、キューティクルが開き、それが原因で剥がれてしまう事もあります。
で、キューティクルが荒れてくると、
とか
と言った具合に、まずキューティクルが浮いてきます。
ちょっと違うパターンだと
これはヘアーマニキュアによるダメージ。
キューティクルに亀裂が入っています。
これは、パーマ剤と熱によってキューティクルが溶けて形も変わっています。
見た目的にはグロテスクですが、このあたりまでなら、実際にはそれほどダメージを感じません。
後々は心配がありますが、、
ところが、これがさらなる美容師の施術や間違いだらけのヘアケアが続くと
キューティクルが無くなります。
良くみて見ると、穴が数カ所空いているのがわかりますか?
この穴から、髪の中の成分が抜け出ていきます。
髪の中から成分が抜けると⁉️
大雑把に言うと、枯葉と緑葉の違いと似ています。
緑葉は弾力があり、しなやかにゆれる
枯葉は、硬くて、降っても揺れません。
髪も、これと同様に、健康な髪は、しなやかで弾力があり、ダメージした髪は硬くピンと立ち上がります。
ヘアースタイルの収まりが悪いのは、この硬さが原因の場合も多くあります。
キューティクルが荒れる原因
1、美容室での施術 特にパーマやカラー、矯正などでアルカリに傾け、ちゃんとした後処理が行われない事
2、ご自分でのヘアケア
ただ、どちらも100%ダメージレスなんて事は、絶対ありません!
ですが、出来る限りダメージを抑える事で、その後の髪も変わってきます
ダメージは加速する!
髪は通常、キューティクルが守ってくれますが、ちょっとした傷や穴から、どんどん広がります。
同じ物を使用しても、同じ方法で乾かしても、キューティクルが荒れていると、どんどん悪化していきます。
トリートメントが髪をいためる⁉️
「今日はトリートメントしておきましょうか?」
美容室で良く聞くセリフです。
だけど、ちょっと待って!
通常のサロントリートメントでは、髪は良くならないって知ってます?
手触りを誤魔化したり、熱や摩擦からの保護にはなりますがね
最近では、もちを良くする為に、疎水化までしてしまうものもありますが、あまり強力な物は、むしろ危険な場合があります。
通常、トリートメントと呼ばれるものは、ほぼコーティング剤です。
しかも、キューティクルに吸着します。
もちが良いトリートメントは、この吸着力が強い!
そのため、剥がれ落ちる時に、健康なキューティクルまではがしてしまう可能性があります。
髪の強い人、弱い人⁉️
髪は、人それぞれちがいます。
髪の太い、細い、強い、弱い、色々ちがいがありますが、この違いはキューティクルの厚みと枚数に関係があります。
日本人の平均キューティクル枚数は4〜8枚だと言われています。
なので、特に注意が必要なのが、かみの細い方。
こういった方は、キューティクル枚数が少なく、薄いので、できれば、酸性〜低アルカリで施術したいですね。
トリートメントもあまりし過ぎない方が、後々の為には良いでしょう
では何をすれば髪に良いのか?
そんな方は次をご覧ください。