こんにちは。名古屋の髪質改善プランナー、衛藤です。
先日、お電話のお問い合わせで
「ヘアーホスピと矯正ストレートはどう違うのですか?」
とのお問い合わせがありました。
一般の方には、その違いが分からない方も多いようなので、ご説明させていただきます。
まず!
めちゃくちゃ簡単に言うと
矯正ストレートはクセを伸ばす為
毛髪復元メニューは髪や頭皮を元の元気な姿に戻してしていくためのメニューです。
そして、絶対に覚えおいてほしい事!
美容室で施術するカット以外のメニューの9割は、少なからず、必ず髪をいたませます!
どんなに良い謳い文句でも、どんなに信用している美容師でも、アルカリや熱、還元剤を使用(カラーやパーマ、ストレートなど)する限り、髪を全く傷ませずに施術なんて、神様でもない限り不可能なんです!
「傷まないカラー」や「傷まないパーマ」「カラーやパーマ、ストレートと同時に髪質改善」なんて表現を見たら
「髪は痛むけど、コーティング剤や保湿成分で、その時だけは傷んだように見えないカラーやパーマ」
(オーガニック成分でどうとかってのも同じですよ)
と思って間違いありません‼️
ですから、うちで扱う低アルカリ矯正ストレートも、断じてダメージレスではありません。
ただ、、、最小限のダメージで矯正ストレートする事で
クセ毛がまっすぐになり、頭の表面にウネウネとした髪が出てこなくなったり、
捻れている断面をまっすぐにする事で、ツヤがでたように見えたり、手触りが良くなったと感じるだけなんです。
例えば、
根元から半分くらいまでの髪は、クセでうねり、パサっとして見えます。
毛先は、以前のストレートやカラーの繰り返しで、ダメージでパサっとしてる。
髪の残りの体力(ダメージの度合い)を表現すると、元々が100あるとすると
こんな感じ。
だから、根元から半分くらいまでの髪は、出来るだけ髪に体力が残るようにストレートにしてあげる。
すると、髪自体に元々、体力が残っているので、柔らかく、艶もでてサラッとする。
これを、サラサラになるからと、調子に乗って、毛先までストレートを行うと、髪の形状はストレートになっても、体力がないので、硬くなったり、ギシギシしたり、場合によってはビビリ毛(1本1ほがジリジリした髪)になってしまいます。
先ほどの写真で言うと、毛先のパサ付きに変化はありません。(根元から半分までのストレートしかしていませんので)
そして、毛髪復元メニューヘアーホスピは、このなくなってしまった体力を戻していくメニューになります。
ただ、細胞を培養していく感じなので、体力が0に近いほど時間はかかります。
場合によっては、1〜2年かかる場合もあるし、ビビリ毛は、構造上、髪とは違うものになっているので、100パーセント元の髪に戻すのはむつかしくなります。
逆に、ホスピをつづけたからと言って、クセがまっすぐになる事はありません。
(何回が施術すると、ほとんどの方はクセがゆるくなりますが、これもダメージが少なくなる事で膨らみにくくなるのです)
特に最初は、コーティング剤を取り除く分、髪が元気になってむしろ広がる方もいます。
先週、写真であげたこの方も、毛髪復元メニューヘアーホスピと低アルカリ矯正ストレートとの併用です。
つまり、クセの広がりが気になる場合は矯正ストレートがオススメ。
毛先のダメージが気になる場合はヘアーホスピがおススメ
ストレートの期間を長くしたいとか、元のクセをゆるくしたい方はしばらく併用がオススメ。髪全体がある程度良い状態になったら、低アルカリ矯正ストレートで伸びた分のみで、ダメージを軽減して負担を少なくする
と言った感じです。
くせ毛はダメージしやすく、そのダメージで膨らんでしまうこともあるので、髪でお悩みの方は
お近くの毛髪診断士の資格を持つ美容師さんに相談すると良いと思いますよ。