こんにちは、名古屋の髪質改善プランナー、衛藤です。
20年ほど前に、今の縮毛矯正の原型が出来てから、
1剤をつける ➡ 流す ➡ 乾かす ➡ アイロン ➡ 2剤で固定
この工程はほぼ変わっておりません。
けれど、薬剤であったり、処理剤やアイロン工程であったり、
その基礎となる毛髪科学は時代とともに、少しづつ変わってきたように思います。
今となって思うと、本当に重要な事はそのうちのわずか1~2割ですけどね、、、。
それ以外のことは、いつの間にか時代とともにすたれていってしまいました。
今でも、メーカー各社が様々な研究をしているようですが、
僕らの工程でもちょとづつ変化している事もあるんです。
では、最近よく行う施術例とともにご紹介します!
まずはビフォア
表面の髪が割と強めの捻転毛(1本1本がジリジリした髪)
中の髪はそれ程強い癖ではありません。
実は、この方は、前回の施術の際に「根折れ修正」を行っています。
その時の記事がこちら ➡ ストレートパーマの失敗 ~根折れ~
約半年前の記事ですかね。
それ程ひどい状態ではなかったので、この時はそれ程大変ではありませんでしたがね、、。
薬剤を効率的に浸透させるシャンプー
カラーを1年ほど前に1度しているそうです。
今の根元はかなりの健康毛なので、最近よく使用するこのシャンプーを使用します。
なんとこのシャンプー、その後の薬剤の浸透を良くするというすぐれもの!
「かかりにくい」「伸びにくい」髪にはこのシャンプーを使用します。
そうすることで、過度に強い薬剤をしようしなくて済みます。
つまり、傷みにくい、、という事ですね、、、。
切れてしまったたんぱく質のつながりを再結合させる処理剤
一度切れてしまったたんぱく質は、基本的にはつながることがありません。
だから、同じ部分に何度もパーマや矯正ストレートをするとダメージが出てきてしまい
遂にはかからない状態にまでなってしまうんです。
ところが、この処理剤は、その切れたたんぱく質を再結合する、、。
つまり、理論的には、何度でもパーマや矯正がかけられる、、という事ですね。
まだサンプル品なのでこんな容器に入っています。
実験段階ですね、、、
特に今回の方は、前回根折れ経験者、、、。
ちょっとでも安全に矯正を行うために、リタッチ部分に塗布していきます。
そして仕上がり
キレイにストレートになっていますね。
以前の矯正ストレートのダメージが少々気になりますが、このまま繰り返せば
毛先にデジタルパーマで軽いカールも可能になります。
もう少し辛抱ですね。
本日もありがとうございました!