こんにちは、名古屋の髪質改善プランナー、衛藤です。
巷には、シャンプーを使用せずに「湯シャン」といって水だけで髪と頭皮を洗う方法があるそうです。
なんでも、アルカリ水で汚れを落とし、ぺーハー3以下の酸性水で髪と頭皮を弱酸性戻すそうです。
「酸度」や「アルカリ度」はどうなんだろう、、、そう思うこの頃です。
では、先日のお客様。
4か月前にチラシを見ての初めてのご来店。
チラシのは完全補償(3回以上施術して効果がまったくなければ全額返金)をみて
「すごい自信ですね、、それなら1回やってみよう、、、」
とご来店いただきました。
もちろん、ヘアーホスピには自信があります。
が、問題の一番の原因を特定しないと、いくら髪が改善したところで、結局同じ繰り返し、、、
この方の場合、髪に対する意識が非常に高く、様々なものを使用していたようです。
その時の初めましての写真
(写真が小さくてすみません、、、)
カラーしかしていないはずなのに、濡らしてみると想像以上にガシガシ、、、
まずは、使用していたアウトバスなどのトリートメントの一切をやめてもらいました。
それから、2、3回のヘアーホスピの施術。
けれど、想像以上に髪の改善が遅い、、、
ツヤやしなやかさなど、少しずつ改善してきたけれど、経験上、もっと早く良くなるはず、、、
そこで、電子顕微鏡による髪質診断をさせて頂きました
すると、予想以上にキューティクルが薄いことが判明。
さらにお話を聞くと、シャンプー後に、良かれと思って朝のスタイリングの際に酸性の水をスプレーしていた、、、。
「髪は弱酸性がいいって言うし、アルカリ性がダメなら、酸性水は髪が弱酸性に近づくし、いいんじゃないか、、、」
惜しいですが、カラー後のアルカリに傾いた髪に酸性水を付ければ、弱酸性に戻るわけではありません。
これには「酸度」という、ペーハーとはちょっと違った観点が必要なんです。
酸性だから、単純にアルカリを酸性に傾ける力があるわけではないんです。
最悪、酸性のチカラで、髪が収れんという作用(キューティクルが引き締まる事)を引き起こし
ガシガシしだします。
おそらく、ガシガシの1番の原因はここにあったのだと思われます。
「それをやめるか、もしくは、水道水で1対1で割って使用してください。」
そうお伝えして改めてヘアケアのお話もさせて頂きました。
僕ら復元士がヘアーホスピをさせて頂く場合「必ず良くしよう!」と強い決意をもってさせて頂きます。
その辺の美容師が軽いノリで「トリートメントしておきます?」と聞くのとはわけが違います。(持論)
なぜそう言い切れるのか、、、、
もちろん、お客様のためっていうのは大前提!髪に悩んでいる方の本当の意味でのお手伝いをしたいのは当然です。
それに加えて、現在はまだ「髪が治る」なんて完全にマイナー路線。
「怪しい」以外の何物でもない。そんなメニューだから、必ず結果を出さないと
今までの出ては消えていった「●●トリートメント」なんかと一緒にされてしまう、、、
ヘアーホスピに限っては、そんな一過性のはやりものではなく、今後、髪を大切に思う方には絶対必要なもの。
そう思っているからです。
「ヘアーホスピ?あーやってみたけど大した事ないよ、、、」
そんなセリフを広げないためにも、1人1人精一杯わかる範囲内でお伝えしているつもりです。
あー話が随分ずれました(笑)
と、いう事で、ヘアケアを改めて見直していただき、その後の来店時
写真がちいさいので特にわかりにくいですよね、、、。
でもかなり良い状態になっています。やはりヘアケアの間違った情報が一番の原因かもしれません。
たまに「湯シャン」といって、アルカリ水と酸性水を使用し、お湯だけで地肌をきれいにするという方法が
情報として持っていたりします。
(僕が見たものには、抜け毛が減る、、という事が書いてありました)
この方が、そういう方法でしてたかどうかはわかりませんが、いずれにしても髪のプロに聞いてみたほうが良いでしょう。
今回うれしかったのは、カットをしている美容師さんにも「なんだか髪変わりましたね、、」といわれたこと
(カットは長年通ってらっしゃる所で行っています)
プロの美容師が気づくって、僕たちとしては結構うれしく思います(笑)
ま、気づかなければ「まじで?!違いに気づかない??美容師としてどうなの?」って思ってしまうんですけどね(笑)
本日もありがとうございました!