
一時期は大旋風を起こしていた酸性ストレートも、施術する美容師たちが「これはどうもおかしいぞ、、、」
と感じだしたのかもしれませんが、業界内でも、それほど「酸性ストレート」が騒がれなくなってきましたね。
きっと酸性系の還元剤(パーマ剤)を使用している美容師さんも多いとは思いますが、一つ注意しておくと、全ての酸性ストレートや酸性パーマが痛むわけではありません。
結局は使用している美容師さんの、知識と技術によって仕上がりやその後のダメージまでも大きく変わってきます。
それはアルカリ剤でも同じ。
例えば、カラー後の処理を全くしない店と、しっかり行う店とでは、それだけでも、その後のダメージは大きく変わっていきます。
ですので、酸性ストレートでもキレイにかけ続けられる美容師さんも、ひょっとしたらいるのかもしれません。
ただ、今まではダメージを悪化させてしまうパターンが多かった、、それくらい酸性系還元剤はヤンチャで難しい薬剤と言えるでしょう。
今回は、そんな酸性ストレートダメージを負ってしまった方のその後をご紹介しましょう!!
2度の酸性ストレート
ご来店いただいたのが、およそ2年前
あまり見やすい写真ではないですが、

当初は、酸性ストレートを優しくかけた、、みたいなことを美容師さんに言われたようですが、濡らすと毛先は櫛も通らないほどガシガシ、、
写真はこれでも10以上センチはカットした後の状態です。
まだまだ、酸性ストレートの良さも悪さもよくわかってない時代ですから、ひょっとして結構無茶をされていたのかもしれませんね。
ただ、この方は、髪を濡らすとしっかりウェーブが出てくるタイプのクセ毛ですので、とっても膨らみやすくもあるのです。
なので、「クセ毛を伸ばす」何らかの施術は絶対にあったほうが、普段が楽になるはず、、、ですが、一回トラブルになった方は、強力なトラウマになっており、ストレート施術(現リメイク)にも最初はとても抵抗を感じていたようです。
それでも毛先はなかなか救えない
あれから2年、、、少しづつ髪をカットしながら、半年に1回程度癖を伸ばしながら、同時に補修、補強してきた結果、、、、

根本はめっちゃきれいなのですが、中間から髪がわしゃわしゃとなっている部分は、以前の履歴で施術されている部分が残っています。
このワシャワシャしている部分も、薬剤に耐えられれば、ある程度きれいにできる気もしますが、その後のダメージが最も心配なので、今のところは補修、補強のみにしています。
でも、ここまでこれば、シャンプー時のひっかかりもなくなったし、巻きさえすればきれいに収まりますので、安心感は大幅アップしてますね!

あとはもう時間の問題で、少しづつカットと補修を行えば、いずれもっとキレイに、楽にできるようになります!
では、今回はここまで。
いつもありがとうございます!






