巷に酸熱系や酸性系の薬剤が増え出して数年、、、。
このブログ上でも、いくつかの記事を挙げています。
決して少なくない方達が、酸熱系トリートメントや酸性系のストレートでトラブルに遭ってるはずですが、多くのサロンではまだまだそういったメニューを推しているようです。
今回はそんな酸性ストレートとば白髪ボカシのバレイヤージュで、ガサガサになってしまった方をご紹介します!
ブリーチ&矯正ストレートは悲劇の元
美容室で行われるメニューの中で、ブリーチと矯正ストレート(アルカリ、酸問わず)は2大ハイダメージリスクメニューと言われています。
ご本人もある程度のダメージは覚悟していたものの、ここまでとは思っていなかったようです。
では、まずはビフォアの状態
毛先はダメージによって、髪の中身が抜けてジリジリとしてしまっています。
濡らすと髪を溶かすのも一苦労する程度に引っかかりがありますね。
ここまで痛んでしまうと、修復していくのも一筋縄では行きませんね、、、。
「酸性」はダメージレスなんかではない!
余談ですが、酸性ストレート=髪は傷まない
と勘違いしている一般の方や、美容師ですら、そのように説明する人もいるようです。
ですが、酸性であるが故のダメージが髪には残り続けてしまうのが、実際のところです。
僕らのサロンにも、ちょいちょい酸性ストレートによるダメージトラブルの方にご来店いただきますが、そのほとんどが、濡らすと髪が梳かせなくなるほど髪は傷んでしまっています。
いまだに酸性系のストレートを行っているサロンも多くありますので、注意していただきたいものです。
このダメージをどう修正するか考える
僕らNRA会員は髪を3つにカテゴライズして、何が不足し、何を加えれば良いのかをイメージしていきます、
その3つとは
「髪の芯」 「髪の内部」 「髪のキューティクル」
そして、よく例えられるのがお家です。
髪の芯=家の柱 髪の中身=家の壁
髪のキューティクル=家の屋根
といった具合です。
この考えを元に、髪のどの部分に何をたすのか、また、どういった順番で施術していくのかを決定するのです。
ただ、それはあくまで想像であって、目で見て確認できることは少ないので、ある意味では今まで培った直感が大事でもあります。
今回の場合は、酸性系の薬剤とブリーチにより髪の芯からのダメージですので2回に分けて改善、そして毛先のカット。
その結果
なんとかキレイに見えるくらいには誤魔化せたのではないかと思います。
ただ、これが1ヶ月、2ヶ月後にどうなっていくのかが大事。
「施術したその時が良ければそれでいい」
それはプロフェッショナルの考え方ではないですからね。
キレイに維持できていればそれでよし、再び髪のダメージが出てきているようなら、最も有効とおもわっれる方法で再び補強していく、、、という感じですね。
では今回はここまで。
いつもありがとうございます。