365シリーズを使用し始めると、「今まで不可能だった」事が、「できるようになる」事が多々あります。
これは美容師にとって、とっても大きな事。
他の美容室と比べてどうとか、、、って事以上に、困っている、悩んでいる方の役に立てる事が何よりも大きいでしょう。
通常のメーカーは、ある商品や成分があって、それをどう使おうかと考えます。
それに対し、365はお客様のこういった悩みにどうこたえることが出来るか、、、という観点で開発が進みます。
現役美容師が多く携わっているからこそできる事ですね。
今まではカラーやベースメイクの記事が多かったですが、今回はパーマの話。
特に要望が多い「大きくく巻いたようなカール(ウェーブ)を傷ませずにかける!」記事です。
まずはビフォア
見てのとおり、元々髪は非常にきれいな方です。
カラーもされていますが、365で前回久しぶりに明るくしているため、ダメージは、ほぼありません。
ただ、基本的にかかりにくい方。
元々のご来店は、どこに行ってもパーマをうまくかけてもらえず、ブログ記事を検索で見つけてご来店頂きました。
その時の記事はこちら ➡ 直毛過ぎてパーマがかからない髪質の方にエアウェーブでパーマをかけてみた②
今まで通り、エアーウェーブでかけることも可能なのですが、熱を使ってパーマをかけると、ダメージやカラーのくすみなどの問題が起きやすい、、、、という事で、今回は365システムでパーマをかけます。
優しい薬剤をしっかり反応させる
まず、365システムでのパーマの違いは何といっても薬剤!
最もダメージリスクが少なく、かつ、2剤で固定しやすい還元剤を使用しています。
と言っても、一般の方には分かりにくいですよね、、
簡単に言ったら、極力傷ませない薬剤、、という事です。
さらに、ある秘密があり、キューティクルを傷つけずにパーマをかけることができます。
それをベースに、様々な処理剤や添加剤を使用し、髪質に合わせてカスタマイズすることが出来ます。
多い方で10種類以上の薬剤を混ぜたり、付けたりするので、それぞれの薬剤の特徴を把握する勉強が欠かせないですね。
だからこそ、定期的な勉強会、研究会が重要になってくるのです。
一度の施術で2回パーマをかける
施術方法にも一工夫があります。
通常大きなロッドでパーマを巻くと、乾かした途端、パーマをかけた事すらわからなくなってしまいます。
これは、曲がる力よりも、まっすぐに戻ろうとする力が強いから、すぐ取れてしまったり、乾かすとカールがなくなてしまうのです。
だから、365では一度しっかりかけておいてから、再び大きくかけ直す、、という工程を踏みます。
そうすると、より内に戻ろうとする力が働くため、大きくてしっかりしたカールが出来るのです。
そういうと、大変な時間がかかるのでは、、と思う方もいるかもしれませんが、実際は通常のパーマにプラス15分程度あれば十分でしょう!
そして、先ほどのお客様のアフターがこちら
なんとなく乾かしてこの状態です。
何より、ご本人に喜んで頂けるのが一番のやりがいになりますね!
パーマは2剤が命!
ところで、美容業界でパーマを卓越しようと思うと、必ず言われるのが
「パーマは2剤でかける」という言葉。
簡単に説明すると、パーマとは、髪を柔らかくし(1剤)、形を決めて(ロッドに巻く)、そのまま固める(2剤)、、という作業を行っています。
この「固める」作用が2剤の役割なのですが、一般の美容室で意外と多いのが、固まらないうちに流してしまう事。
パーマをかけた後、なんだか毛先がパサパサする、、とい経験があるかたも多いと思います。
こういったケースの多くの場合は、この「固める」作用が不完全であるからです。
それは、美容室で使用している2剤自体に問題がある場合も多いので、何とも言えないですが、、。
とにかく、こういった点に注意してパーマをかければ
「ダメージも少なく、パーマ持ちも良く、大きいユルフワパーマ」も問題なくかけられる、、という事ですね。
パーマスタイルを楽しみたい方は、是非お試しください!