これから夏にかけての時期は、矯正ストレートの需要が増えてきます。
元々の強いクセ毛なら、矯正ストレートも「傷むけどしょうがない、、」とあきらめもつくのでしょうが、「ダメージリスクを負ってまでストレートはしたくない、、、」という方も非常に多い。
そんな方たちは、今美容業界ではやりの「酸熱ケア」というアイロンを使用したトリートメントを勧められることが多いでしょう。
ところがこの「酸熱ケア」は、色が落ちて明るくなってしまったり、もちが非常に悪かったり、カラーを一回すると効果がなくなってしまったり、、と問題点も多くあります。
では、今回はそんな方たちの、改善方法を施術例を踏まえてご紹介していきましょう!
ストレートをしたくない理由
なぜ、ストレートがこれほどまでに嫌われてしまっているのか、、、
一般的に、良くお客様からお聞きする感じだと、、
- 髪が傷む
- 真っすぐになりすぎる
- ブローやコテの持ちが悪くなる
- 伸びてきた時のギャップが嫌
- 価格が高い
この中でも、ダントツ1位はやはり「髪が傷む」事。
過去の矯正やパーマなどで髪を傷められたトラウマを持っている方も多くいます。
ただ、先ほどの「酸熱ケア」も同じですが、実は施術やメニューには良いも悪いもありません。
本当は、その特徴を正しく把握して、より髪の状態にあった選択をする「美容師」の問題です。
矯正ストレートでもカラーでも、髪に悪さをする反応を、できるだけ小さくしてあげて、さらに補修を行えば、「ほぼ傷まない」施術も可能なんです。
ただ、その知識や経験の少なさから、髪のダメージが限界を超えてしまい、一気にびびり毛になってしまう事もあります。
特にグレイカラー(白髪染め)を頻繁に行っている場合は注意が必要です。
セルフカラーをしている方は、きれいにストレートをかけるのはあきらめた方が良いでしょう。
ストレートで髪が痛んでしまう理由
では、なぜ一般的な矯正はこれほどまでに髪が傷んでしまうのかを、できるだけ簡単に説明していきます。
髪の表面はケラチンという硬いたんぱく質でできています。
このままでは、髪の中に薬剤を入れて形や色を変えることができないので、「アルカリ」に傾けていきます。
簡単に例えると、「髪がふやけた状態にする」という事です。
ふやけているので、髪はいつもの状態よりはるかに傷みやすく、敏感になっています。
その状態の髪に、200℃近いアイロンでクセを引っ張ったり、伸ばしたりするのですから、当然傷みます。
さらに、高いアルカリに傾けているため、後処理でしっかりと弱酸性に戻さなければ、当日はツヤツヤ、けれど、1週間、2週間、、と日を追う毎に髪はどんどん劣化してしまうものです。
こういった「その後のダメージ」はホームケアによっても、そのダメージは大きく変わりますけどね。
傷んだ髪を補修しながら髪を扱いやすくするベースメイクの施術例
といった具合に、「ストレートはしたくない、、けれど髪は落ち着かせたい、、」という要望は意外と多い。
そんな方たちに、ジェンテでは「ベースメイク」という特殊なメニューのご提案をしています。
この「ベースメイク」というメニューを簡単にイメージで説明すると、
荒れたキューティクルを浮かして、もう一度キレイに張りなおす、、という施術
元々はタレントさん達の、傷んでしまっている髪を補修しながら、きれいに見せるために作られた技術です。
施術後にカラーが少し取れてしまうという欠点があるので、カラー前にオススメすることが多いです。
それでは、施術例です。
まずはビフォア
元々、ややクセ毛で、髪が細く、非常に傷みやすい髪質です。
今までにも、何回も矯正ストレートをかけていますが、やはりダメージが嫌で、最近は気になったときに顔周りだけかけています。
こういった髪質の方は、ブローした直後は綺麗にまとまっていますが、これからの時期、湿度の高い日には、すぐにもやもやしてきてしまいます。
今回は、その悩みを解決しながら、毛先のダメージも補修していこう、、という意図です。
そして、アフターがこちら
どちらも乾かしただけの状態ですが、随分違うのがわかるかと思います。
毛先も、痛んだ、、と感じることはないでしょう。
比べてみると、、
写真だけだと質感が伝わりにくいので、今回は動画でもご紹介
店長WAKAが撮った動画です
ちなみにビフォアアフターがこちらです
このように、くせのおさまりだけでなく、ダメージによるうねりにも非常に有効で、普段のスタイリングはきっと楽になるでしょう!
お困りの方にはお勧めです!