大きくうねるくせ毛があり、でも矯正ストレートだと髪も随分傷んでしまうから
そのクセをぼかすためにパーマをかけて軽ーくワックス仕上げ。
そんなスタイルにする方も多くいます。
ただ、通常のパーマでワックス仕上げって、スタイリング剤の付け方や乾かし方、天候なんかでも
出来上がりが随分と変わってしまいます。
それに加えて髪が傷み始めると、とんでもなく広がり扱いにくくなることも、、、
先日ご来店いただいたお客様は、そんな状態の方でした。
まずはビフォア
毛先はカラーのハイライト(たぶんブリーチ)とパーマで結構なダメージ。
普通のパーマでも、かけ方次第ではここまで傷むことはないと思うんですけどね、、、。
ここまで髪が傷んでしまうと、ちょっと大変ですよね、、、。
特にパーマは、薬剤よりも、美容師さんの技術や判断で、髪にかかる負担にも雲泥の差が生まれます。
外科手術で、医師によってその後の傷跡が全然違うのと似たようなものですかね、、。
この方は、
「もうこの髪の傷みには耐えられない、、、。思い切って短くしたいんですけど、、」
とパーマをご希望でした。
傷んでしまっている部分はカットしてしまうので、特に問題ないのですが、
お顔周りのゆるーいクセが、おそらく日々のスタイリングを邪魔していそうです。
普段のスタイリングを楽に、キレイに見せるならストデジ!
それ以外の部分にも多少クセはあるのですが、バランス的にあまりボリュームを取ってしまうのも似合わないかな、、
と判断し、
今回は フロント周りは矯正ストレート、他はデジタルパーマという、変則的なストデジで
「乾かしただけでふんわりスタイル」
を目指します。
ハイライトの入っている髪とパーマ履歴のある髪が混在していますので薬剤選定と塗布は慎重に行います。
余計なダメージを出さないのが、スタイルを長持ちさせ、楽にキレイに見えるスタイルには最重要ですからね!
ストデジって、一時期はストカールとかストレートカールなんて言われて、
そこそこいろんな美容室でメニュー化していたようですが、
結局、髪のダメージによるトラブルを多発させてしまったようで
現在では美容師もあまり好んでやらない人が多い。
それでも、一部のマニアックな美容師さんにはめっちゃ上手なかたもいるんですよ。
僕はまだまだですけどね(笑)
けれど、髪の状態にもよりますが、上手く出来上がれば日々のストレスはかなり少なくなるはずです。
個人的には、矯正もパーマも、日本人の髪には必要と思うんですよね、、。
そしてアフターがこちら
ドライヤーで普通に乾かしてもらえればこの状態です。
フロント周りのクセも、ちょっと見えにくい写真ですが
この通り、キレイになっています。
ご本人も
「すごーい。こんなにフワってなると思わなかった、、」
と、とてもうれしいリアクションをいただきました。(笑)
かなりのスタイルチェンジですが、普段はすごく楽になると思います!
今後は、パーマのかかっている毛先をあまり切らないように伸ばしていけば
ボブスタイルくらいまではカットだけでいけると思いますよ!
ありがとうございました!