髪は年齢と共に、質、太さ、生え方など様々な変化をしていきます。
女性の悩みで意外と多いのが「以前に比べるとボリュームが出なくなった、、」という話。
多くの方は「年齢だからしょうがない、、」と思われているようですが、実際はそうでもないケースも多々あります。
今回は、そんな髪の悩みについてお答えしていきましょう!
ボリュームがなくなってしまう理由は大きく分けてて2つ
では、なぜ髪のボリュームは徐々になくなってしまうのか?
1つには、代謝が悪くなってしまうため、髪を生成する毛穴(毛母細胞)に栄養分が行きにくくなる事が考えられます。
その為、髪の中のたんぱく質が減り、ハリコシがなくなってしまうのです。
この問題は、髪や頭皮だけの問題ではないので、食生活やライフスタイルを見直すことで少しづつ解決するしかありません。
良く言われることですが、代謝を上げるためには、「バランスの取れた食事」「適度な運動」「質の良い睡眠」が必要だそうです。
そして2つ目が、ダメージによりハリコシがなくなってしまうという事実。
上記の理由により髪が細く傷みやすくなってしまい、そこにブローやシャンプー、紫外線などから受けたダメージで、髪がよりハリコシをなくしてしまうのです。
意外と知られていない白髪染めによるボリュームダウン
上記の様に、髪がダメージすることでボリュームがなくなってしまう事は事実。
そして、最もダメージが大きくなってしまうのが、頻繁な白髪染め。
白髪染めは、1度の施術で髪の20%の強度が失われ、それ以後は、繰り返すたびにその3倍のダメージがあると言われています。
いくら気を付けてリタッチしたところで、どうしてもオーバーラップしてしまう部分は出てきます。
そして、その部分は、どんどん髪のハリコシが失われていってしまう、、という事です。
なお、酸性カラー(ヘアーマニキュア)なら良いだろうと思っている方も多いようですが、
実際は、酸性カラーでも、カラーほどではないにしろ、髪は傷んでいってしまいます。
カラーは髪だけでなく、頭皮にも悪影響!
一般的には「カラーは髪に悪い、、」と思われていますが、実は頭皮にとっても当然良いものではありません。
特に白髪染めの場合は、カラー頻度も高いので、その危険も高くなります。
具体的に言うと、数週間ごとのカラーを地肌にべったりとつけていると、頭皮がアルカリでふやけた状態になり、たるんでしまう、、、。
そして、頭皮がたるむと、お顔のしわが増えてしまう、、という事なんです。
「頭皮のたるみがしわになる」という事は、ヘッドスパなどを勧められる時に耳にすると思いますが
実際は、ヘッドスパ以前に、施術後のカラーのアルカリを排除する方が大切なんですよ。
その悩みを解決する方法
かといって、白髪染めをしないわけにはいかないし、、、と思われる方も多いでしょう。
そんな方にお勧めの解決策を2つご紹介しましょう!
1つは、「100%ヘナを使用したヘアカラー」
ヘナは、髪のたんぱく質に吸着し、髪のツヤを出すとともに、髪密度を上げ強度も上げてくれる力を持っています。
それに、自分で行っても、ホームカラーのようなダメージリスクもありません。
参考記事はこちら ➡ ヘナのトリートメントとしての実力
面倒ではあるし、色もオレンジ、また色むらも起こりやすい、、というデメリットもありますが、「髪を強化する」という意味では、これ以上ないくらいの力を発揮してくれます。
ただし、注意してほしいのは、「香草カラー」などの人口色素が入っているものは、そのトリートメント効果もないに等しくなってしまいます。
そして、もう1つが365カラーの様に、カラーと同時に髪を強化するカラーを行う事。
今現在、美容室には様々な「髪質改善カラー」なるものを目にします。
それぞれがどんな働きをするのか、効果がどうなのか、、、はわかりませんが、「ダメージレス」をうたっているカラーは世の中に沢山あります。
もし本当にダメージレスカラーであるなら、根元の立ち上がりやボリュームも必ず変わってくるはずです。
ただ、色々試してみた結果を踏まえて、個人的な感想を言うと、言っているほど効果がないものも、残念ながら沢山ありますので、選ぶときには注意した方が良いでしょう!
実際に、ジェンテで行っている365カラーは施術したお客様のほとんどが、その違いを実感していただけます。
(365カラーで5ヶ月間リタッチのみを行った結果の写真)↑
選ぶポイントは「3か月続けてみて、その違いを感じるかどうか、、」
続けてもそれほど髪に変化がない、効果が分かりにくいのであれば、「大した効果がない」という事なので、違うものを探した方が賢明だと思います。
僕ら美容師も同じですが「本物」を見つけるのが、一番難しいですからね、、、。