アルカリカラーをすると、頭皮がしみる、、かゆくなる、、、こんな経験をしている方も多いかと思います。
その原因は主に2つ!
一つは、①カラーに使用されているアルカリ剤が地肌を刺激してしまう事
そして、もう一つは②ジアミンという人工色素がアレルギー反応を起こしている事
では詳しく説明いきましょう!
アルカリによる刺激
髪は元々弱酸性で安定するという特徴があります。
弱酸性であることが最も傷みにくい状態という事ですね。
ところが、髪の形や色を変えようとすると、髪をアルカリに傾けなければならないのです。
ですから、通常、カラーやパーマ、縮毛矯正をおこなう薬剤には少なからずアルカリ剤が入っています。
特に、カラー剤に入っているのアルカリ剤は意外に高く出来ています。
「カラー後1週間ほどで色が変わってきますので、、、」
という説明を美容師さんから聞いたことがある方も多いでしょう。
これは、カラーによるアルカリが1週間程度は髪に残っている、、という事です。
一般的に、カラー剤のアルカリはそれくらい高く作られているのです。
特に注意する点は、最近はやりの「透明感のあるカラー」「外国人風のカラー」などは
従来のカラー剤より、はるかにアルカリ度が高く作られている、、という点。
「アルカリ度」が高い薬剤を使用すると、髪はなかなか元の弱酸性には戻りませんし
当然、髪や頭皮の刺激や負担も大きくなります。
「髪のツヤが出るから、、」という理由で続けていると、いつの間にかハイダメージ、、、なんてこともありますので、髪のダメージを優先するなら、よく考えて選択した方がよいですね!
このように、一言で「アルカリ」といっても、その強さは、メーカーによって様々。
A社のカラー剤はしみるけど、B社のカラー剤なら大丈夫、、なんてこともあります。
なお、特徴として、アルカリによる刺激は施術中、もしくは施術直後にヒリヒリ感や、かゆみなどの刺激を感じ、
その後は引いていく傾向が強くなります。
ジアミン(人口色素)による刺激
カラー剤に含まれるジアミンは正確には「パラフニレンジアミン」を略したものになります。
このジアミンは、アレルギーの原因になる成分、アレルゲンとして知られています。
完全にジアミンアレルギーになってしまうと、ちょっとした事
(カップやハケについたカラー剤や、シャンプーの首枕に残ったカラー剤などが皮膚に触れる等)でも
異常に皮膚が腫れたり、ひどい方だと呼吸困難になってしまうくらい大変な症状が出てしまいます。
そこまでひどくない方でも、「カラー後、数時間~数日で頭皮が異様にかゆくなる」という方は
ジアミンアレルギーの可能性が高くなります。
ジアミンの刺激に頭皮が反応している場合、施術数時間後~数日後にかゆみや刺激を感じる場合が多くなります。
アレルギーが出てしまった場合の白髪染め方法
アレルギーが出てしまった方が最も困るのは白髪染め、、、。
アレルギーとはいえ、白髪をそのままにしておくのは抵抗を感じる、、、。
そんな方も多いでしょう。
そんな方の為に、ジアミンアレルギーでも使用できるカラー剤をご紹介しておきましょう!
100%ヘナ
最近だと、一般の方にも随分浸透している感じのあるヘナ。
元々はインドの草を原料としています。
現地の方は、髪を染めるために、それこそ何百年も前から使用しているそうです。
ヘナにはローソニンという成分が含まれており、この成分が、髪に色を付けるのと同時に
髪のダメージを補修する力を持っています。
ですから、「染める」だけではなく、「髪を補修する」事も出来る非常に特殊な草なんです。
ただ、100%ヘナとなると、色がオレンジにしかならないため、茶色く染めるためには
2回染めなくてはいけないという手間がかかり、さらに、色の入り方は、髪質によって様々なため
細かな色味の調整はほぼできない、、というのがデメリットです。
ただ、このヘナの中にもジアミンが入っているものが合る為注意が必要です。
ノンジアミンカラー
ジアミン不使用を売りにしたノンジアミンカラーもないわけではありません。
ただ、ジアミンを使用していないだけに、色味の調整がしにくかったり
モノによっては、アルカリを高くすることで、色味の入り具合を調整してあるので、そういったものを使用していくと、
「ジアミンは入っていなけど、髪は傷んでくる、、」なんてことにもなりますので、こちらも注意が必要です。
ヘアマニキュア
ヘアマニキュアには、もちろんジアミンは入っていないし、酸化させることもないので、安全性は高いのですが、
「根元ギリギリが塗れない」
「髪が良くなるわけではない。むしろ長い目で見れば少なからず傷む」
「色持ちが悪い」
と言ったデメリットもあります。
さらに、地肌につかないように、目の細かい櫛で、根元ギリギリから塗布するため、担当する美容師の技術力次第で、根元の染まり具合にも違いが出てしまいます。
良く、ヘアーマニキュア = 髪に良い と思われている方もいますが
実際は、「それほど悪くはないけれど、髪に良いわけではない」というのが本当の所。
マニキュアの色素と一緒に、髪にとって最も大切なキューティクルがはがれてしま事もありますからね。
カラートリートメント
ここ数年、自宅で簡単にできる白髪染めとして増えているのがこう言った商品。
染まる力が弱い為、繰り返すことで、徐々に濃くなっていくタイプのものが多いですが
「色むらになりやすい」
「思ったほど染まらない」
といった声も良く耳にします。
個人的には、使用したことがないので良く分かりませんが、、、
様々なアレルギーが10年前に比べて増えている世の中を考えれば、今後
頭皮トラブルなどで「カラーができない、、、」なんて方も増えてくる可能性があります。
ジェンテでは、現在、ノンジアミンでありながら、根元から塗れて、色持ちも良く、さらに髪の補修もできる!と言った新たなカラーを研究しております!
お困りのことがあれば、一度ご相談ください!