相変わらずコロナが猛威を振るい、先が見えない世の中ですが、とにかく今はできる事をしていくしかありません。

という事で、今のこの空いた時間を、女性の髪をキレイにしていく為の検証、勉強を重ねていく時間にしたいと思っています!

今回は、「現代の日本人女性の髪」についての記事です!

先日のNRA研究会での内容ですが、割と衝撃的な内容だったのでシェアさせていただきます!

 

現代の女性の髪は骨粗しょう症⁈

先日のNRAの研究会でも話があったのですが、昭和〜平成初期の髪を100%とすると、令和の現在は、バージン毛(カラーもパーマもしていない髪)でも85%の強さしかないことが分かっているそうです。

NRA(一般社団法人 全国美容研究協会)とは?

これは、髪の密度が下がり、髪が傷みやすい髪になってきている、、という事です。

その原因には、様々な理由があると思われますが、食生活を含めたライフスタイルの変化が大きな要因ではないかと思われます。

いわゆる「低体温症」の方が増えているのも関係するかもしれないですね、、。(想像)

さらに、髪のダメージの限界点(髪が切れてしまうほどのダメージ)はどんな場合においても変化することはあり得ません。

図で表すとこんな感じ、、、

つまり、以前と同じ薬剤、同じ施術、同じホームケアを行ってても、ダメージは以前に比べて大きくなってしまう、、という事。

体質からしかり改善していくことはもちろん重要ですが、美容師として、この事実を把握して日々のサロンワークを行うことはとても重要だと感じます。

透明感のあるカラーの弊害

そんな状態の日本人の髪ですが、ただでさえ痛みやすくなっている髪ではある上に、最近のカラー剤は今までより「強くなっている」という事がわかっています。

メーカーの研究者に言わせると、カラー剤は流してしまえば残留アルカリなんて関係ない、、というスタンスが多いようですが、実際の現場の美容師からいたら、それこそ

「ありえない話」です。

一度、髪の内部まで浸透したアルカリは、7日~14日くらいは髪に残る、、と言われているのです。

特にここ数年はやり続けている「透明感のあるカラー」

今では各社が競うようにして、こういった「高アルカリ、高濃度染料」の薬剤を出しています。

ここで、以前の薬剤と比較してみましょう!

これは365システムの薬剤を使用して調べるのですが、特徴としてPHが高いほど蛍光色がきれいに発色するという特徴があります。

では見てみましょう!

右の3つがいわゆる「透明感のあるカラー剤」を使用しています。

明らかに一番左のくすんだものより、蛍光色が強いのがわかるかと思います。

これはつまり「高アルカリ」の薬剤 = 髪を痛めやすい薬剤 という事が言えますね。

ただ、色味としては濃いので、すべてがデメリット、、というわけではないですけどね、、。

気を付けたいのは、まれにグレイカラー(白髪染め)でもこういった高アルカリのものを使用されている場合も有るので、注意したいものですね。

知らないうちにこんなに明るくなってしまう事もありますから。

コスメ系パーマ剤による弊害

カラー剤に加えて、パーマやストレートに使用する薬剤にもここ数年で大きな変化が表れています。

数年前から「酸性~弱酸性」でかけられるパーマ剤が美容業界に出回り始めました。

2001年の化粧品緩和以降に登場してきたパーマ剤です。

 

「アルカリ」で髪が痛むのならば、そもそも酸性領域で使える薬剤を使用すれば髪が痛むこともないのでは、、、という過程の元に広がってきたのです。

僕も個人的に、こういった類の薬剤を使用していた時期がありますが、結果的には

「その時はきれいに仕上がるけれど、長期的に見ると何故か、質感が落ちてしまう、、」

というジレンマに陥り、結果的に使用はやめてしまいましたね。

今現在も「弱酸性パーマ」とか「酸性ストレート」なんてのも多く存在していますが、そういったものも全て同じものを使用しています。

では、その「質感が後々悪くなる」理由はどこにあるのか、、、

その理由は、非常に簡単なところにあります。

5年前には、専門誌でもこんな特集が組まれていましたが、薬剤を止めるはずの2剤の働きが非常に悪い、、、というデメリットがあったのです。

還元剤図鑑

つまり、施術が終わってご自宅に帰った後も、髪の中でパーマ液が作用し続ける、、、という非常に恐ろしい事になっているのです。

こんな状態で髪がきれいになるはずもなく、、むしろ髪は傷み続けてしまうのです、、。

現在もちょくちょくご相談がありますが、ひどくダメージしてしまった方の中には

「切れ毛が止まらない、、」という方もいらっしゃいます。

こういった方の場合は確実に「酸性活性の薬剤」によるダメージが続いている、、と考えた方が良いですね。

 

普通に考えたら、そんな恐ろしい薬剤が今現在も世の中に出回っているはずがない、、と思うのですが、実際は現在も普通に使用している美容室は山ほどあります。

下手したら「髪質改善ストレート」みたいにうたっているサロンなんかもあるのです。

ダメージを気にしている方は迂闊に「酸性●●」や「弱酸性●●」にはてを出さない方が無難だと思います。

とはいえ、ほとんどの場合は、お客様はそんなことは知らずに施術をされてしまうので気を付けようがないですけどね、、、。

まとめ

このように、現在は、「しなやかできれいな髪」を保つ事が非常に難しくなっているのが現状なのです。

僕らNRA会員には、こういった「正しい情報」をしっかり理解したうえで施術を行うようにと、NRAからも強く言われています。

誤解のないように言っておくと、こういった薬剤が一概に「悪い」わけではありません。

要望次第では「必要」なこともあるかもしれませんし、特性を理解してうまく使用することだって可能です。

事実、僕らNRA会員も「うまく利用して」使用していることも多々あります。

ただ、どんな薬剤でも「魔法の万能薬」ではありえない、、という事ですね!

 

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