縮毛矯正(矯正ストレート)は、美容室に数あるメニューの中でも、
髪が傷んでしまうリスクの最も高いメニュー。
それほど、髪に対する負担が大きいだけに、繰り返し行ったり
普段のヘアケアや美容室での施術次第では、
「毛先がチリチリになってくる、、」
なんて事も、、、。
この原因は、間違いなく「髪が傷んでしまった」ために起こる症状です。
では、そんなチリチリになってしまうのは仕方ない事なのか、、、
決してそんなことはありません。
パーマや矯正ストレートは、薬剤はもちろん、施術方法でも、髪への負担は大きく変わるからです。
今回は、そんな「縮毛矯正で髪のダメージに悩んでいる方」の為の解決策を書いていきます!
Contents
高アルカリ高還元の矯正ストレートをやめる!
まず、もっとも大切なのは、チリチリに傷んだ髪を治すことより、今後、同じダメージを髪に与えない事!
これ以上に大切な事なんて絶対にありません。
ただ、一般の方からすれば、「高アルカリ高還元の矯正剤」なんて言われてもさっぱりわからないですよね、、。
では簡単に説明しておきましょう。
簡単に言ったら、髪のキューティクルを柔らかくする「アルカリ」が高く
髪のたんぱく質のつながりを切る「還元剤」も濃い薬剤、、
(下図はアルカリ(Ph)だけの値ですが)
つまり、一般的に強い薬剤という事です。
どれくらい強いかというと、細い髪やカラーを繰り返している髪に薬剤を付けて1時間も放置すると
ゴムみたいに、びよーんと伸びて切れてしまうほどパワーがあるのです。
もともと強いクセの髪や、太めの髪には、
それほど強いパワーの薬剤でないとクセが伸びないと思っている美容師も多いのです。
実際には、髪のダメージは「アルカリ」によっておこることが多いので
この「高アルカリ」さえ何とかすれば、髪に必要以上の負担をかけなくてもクセを伸ばすことはできるのです!
ただ、現状の薬事法(国が定める薬事についての基本法)では、
「高還元剤」は「高アルカリ」にならざるを得ない、、、、そういった規制がかけられているのです。
だから、美容業界にある矯正剤の7~8割は髪に過度の負担がかかってしまうのです。
正直、ダメージは与えたくないけど、クセはしっかり伸ばしたいから、やむを得ず強い薬剤を使用している、
そんな美容師がほとんどだと思います。
髪に負担をかけずにストレートをしてくれる美容室はどう探せばいい?
そうは言っても、美容室に電話して「高アルカリの薬剤使っていますか?」なんて
かなりマニアックに思われそうで、一般の方にはとてもできないですよね(笑)
また、広告やHPを見て見て
「髪に優しいオーガニックサロン」とか、「髪を傷めない事を大切に、、、」みたいにかいてあっても
信ぴょう性もないし、矯正が得意かどうかも別問題、、、まぁ選びようもありませんもんね、、、。
そんな時こそ「ネット検索」!
グーグル先生に聞いてみましょう!
その時のキーワードは、ずばりこちら ⇩
「低アルカリ 縮毛矯正 」や「低アルカリ ストレートパーマ 」
最近では「酸性ストレート」や「酸性縮毛矯正」なども多くなっているようですが
(酸性の場合は経験数の高い、上手な美容師でないとクセが伸びない可能性があるので要注意)
そんなキーワードで調べればある程度の地域では何らかのHPがヒットしてくるでしょう!
(できれば、ブログやインスタなどのビフォアーアフターも重視したほうが良いですね。)
そうして、髪に過度の負担のある施術を行わないようにすれば、
少しづつですが、間違いなく髪もキレイになってくるでしょう!
チリチリになった髪を直そうとはしないほうが良い?!
髪は、過度のダメージを受けてしまうと、チリチリ、ジリジリしてしまいます。
美容室の施術によるダメージが少なくなったら、次は、この毛先をどうするか、、、が問題。
けれど、基本的には、「切る」のが一番の解決策なんです。
美容師が俗に言う「ビビリ直し」などのメニューは、
熟練した美容師の技術や知識、経験が必要な上に、
その時は上手くごまかせたとしても、後々にさらなるダメージにつながるので注意が必要!
さらに、トリートメントなどのコーティング剤も、あまりに過度にコーティングすると
これも、後のダメージにつながりやすくなってしまいます。
今以上にダメージが大きくなれば、結果的には切るしかなくなってしまいますからね。
ジェンテで行うクセとダメージに困る方の鉄板メニュー
とは言え、「チリチリに傷んだ髪を、少しでも早く、出来るだけ切らずに何とかしたい、、、」
そう思うのは女性なら当然ですよね。
ですから、髪にトラブルを持つ多くの方に、ジェンテでは、
ヘアーホスピというメニューと、低アルカリの矯正ストレートを連動させて行います。
そうすることで、
①頭皮環境を改善し、より丈夫できれいな髪が出てくるようにする
②まだ、救える部分の髪(ダメージがひどくない箇所)に髪本来のツヤとしなやかさを与える
③硬くなった毛先を柔らかくし、ごまかしながら伸ばしていく。
という事ができます。
実際に初めてのご来店時とは、髪質もダメージも、
髪だけ見ると全く別人となる方も珍しくありません。
今回は、そんな矯正ストレートと、ヘアーホスピを続けている方をご紹介します。
まずは、来店当初の写真から
クセが強いため、おそらく高アルカリ高濃度の矯正を続けてきたのでしょう。
毛先は固く、ガシガシしています。
当時は櫛で通すのも一苦労でした。
そのおよそ3年後の現在、矯正ストレートを半年~1年くらいで繰り返しながら
ヘアーホスピは、最近では2~3か月に1回程度行っています。
そして、先日の写真がこちら ⇩
乾かしただけですが、こんなにキレイに仕上がっています。
毛先だって、こんなに弾力がある状態に戻りました!
参考記事 → カラーの傷んだ髪をツヤツヤ髪に改善!さらに自分で髪のダメージをチェックする方法!
毛先をアップにしてみても、、、、
髪のダメージはあるものの、それほど気にならないレベルかと思います。
もう少し、時間がたち、以前のハイダメージだった毛先が切れれば、まだキレイになりますね。
このように、一度傷んでしまった髪を取り戻すには相当の時間が必要です。
だからこそ、
「直す」事よりも、まずはすこしでも「傷ませない」事を優先していく事が
キレイな髪を保つ、最も重要な事なんですよ!