こんにちは。GENTE店長のWAKAです。
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今回は、美容室の中で最もニーズの高いメニューの
「カット」
について語らせていただきます。
私自身ハサミを手にして20年は経ちました。美容師になりたての頃に比べて、いまはカットもすごく進化したと思います。
基本が大事
とはいうものの、カットを習った2010年前後(約20年前)の美容水準や技術水準は今と比べて非常に低く、本来日本は『髪結い文化』なので、当時は日本人の髪質に合う技術ではありませんでした。
多くの美容師さんもほとんどの人が、勘とかセンス・誰かから聞いた方法 で作っていたように思います。
いろんなスタイルを作り続けて、私自ら色んな切り方を研究してきたので、カットで大切にしている事を書きます。
型はしっかりと作る!
狙いどうりの髪型にならない・・・というお悩みは、まず、根本の型が合っていない場合が大きいのでは?
と思います。
ファッションの境界線ってとても曖昧ですが、
可愛い・綺麗・おしゃれ・クール・・・などなど、
色んなイメージワードが飛び交います。
カットの進化の過程で、たまたま出来ていたヘアスタイルも、今ではしっかりと計画的に作ることが出来るので、
まずはファッションや好みを踏まえて、ベーシックである型をしっかりと作ります。
design & photo by waka
量感調節
次に、毛量の調節です。
人間の目は、知らないうちに仲間はずれを見つける習性があります。
髪の毛重いな〜
という思いはどなたでも感じたことがあると思いますが、大抵の場合は、どこかと比較して感じています。
生え際や顔まわりと比べると、首元や耳裏あたりは生えている本数が全然違います。
心地いい毛量差にすることで、見た目の重さを感じにくくなります。
体感での重さはしっかり梳いてあげるしかないですが、
量感は 平均化 ・ 均一化
が見た目のキレイさへのポイントだと思います。
質感調節
今や質感もデザインの時代。私の場合は、頭を地球儀のように捉えて毛束を認識します。
つまり、座標に合わせて束感を演出するカットをしています。
習字の筆は、毛なのに文字が書ける弾力がある・・・ということは、
筆のようにカットすれば、パサつかず、まとまりのある弾力を持った毛束が作れるのでは?
と考え、今のカット技法にたどり着きました。(身につけるまで5年はかかりましたが...)
料理で例えると、調味料やスパイスのようなもの。
デザインに、持ち味をプラスしていく行程です。
私が制作する全てのサロンスタイルは、この毛束質感の重なりで型を崩さずに切り切っていますので、長持ちスタイルが再現可能になります。
似合わせデザイン
※同一モデル
CUT.... どう切るか... は
どう使うか?
を考え、デザインすることが大事です。
日常にフィットする。
使用感にフィットする。
骨格にフィットする。
ファッションにフィットする。
あらゆるビジュアルワークを経験してきていますので、きっとパーソナルなデザインを一緒に見つけ出せると思います。
ただ切るだけではない
ワンランク上の美容をご提供させていただきます。