縮毛矯正の周期は半年~1年くらいで行う方が多い。
他のメニュート比べると、割と周期は長めなメニュー。
美容師も、できるだけ長く持つようにと、根元近くまで薬剤を付けて
ギリギリのところから矯正ストレートをかけてあげよう、、なんて親切心を抱くと
とんでもない失敗になることも、、、、
そう、根元近くのある部分に、髪を直角に曲げたような跡がつくのです。
これを、美容師は 「 根折れ 」といます。
指で触ると、根元なのに、一部だけ、なんだかチクチクしたり、ざらざらするようです。
今回は、不運にも、髪が根折れになってしまった時の対処法を書いていきます!
この時の対応を間違えて、無茶をすると、折れた部分から、一気に髪が切れてしまうため
注意が必要です。
根折れになる2つの原因と特徴
まずは、根折れになってしまう、原因。
パーマでも、もちろん危険性がありますが、最も根折れになってしまいやすいメニュー、、
それが、縮毛矯正(矯正ストレート)!
その理由は、薬剤が強い事と高熱のアイロンを使用するため!
カラーをした後、数日後に矯正ストレートをするときは、特に注意が必要です。
カラーによって、髪のキューティクルが柔らかくなっているので、薬剤の浸透も良いからです。
矯正ストレートを行うときに、美容師さんが
「根元は1センチ塗らないで置きますね、、」
なんてセリフを聞いた事ありますよね。
通常、美容師は、根折れを防ぐためにやむを得ない事なんです。
そんな根折れですが、大きく分けて、2つのケースがあります。
その2パターンをご紹介しましょう
①薬剤による根折れ
これは、矯正ストレートの薬剤が、不覚にも根元についてしまい
髪の生えている方向に不自然な角度が付いた状態で薬剤がたまってしまうときに起こります。
図で見るとこんな感じ
この場合は、根折れだと気づくまでに、そして、直しに入るまでにも1~2か月ほどの時間がかかります。
施術当初は、隠れててわかりにくいのです。
(髪質や生え方次第では、根元でなくともこの薬剤による根漏れが起きてしまう場合もあります。)
②高温のアイロンによる根折れ
コチラは、矯正ストレートの薬剤で柔らかくなった髪に、高温のアイロンをする際に
角度がついてしまっているケースです。
図で見るとこんな感じ
我ながら、だいぶ絵心がない上に、写真がボケてしまった、、、(笑)
髪の負担としたら、②の方が高熱をあてられている分大きいので、断毛してしまうケースが多い。
さらに、直すのにも②の方が細心の注意が必要です。
ホームケアでの注意点
根折れで絶対にやってはいけないことがあります。
それは、セルフストレートパーマ。
市販で売っているストレート剤を買ってきて、自分で何とかしようとすると
まず間違いなく、上手くいきません。
さらに、多くの場合は、髪が切れてしまう可能性もあります。
プロの美容師ですら、リスクのある技術。
絶対に、自分で何とかしようとするのはやめてください。
では、どうするべきか、、、、。
ま、当たり前なんですが、必ず、美容師に相談するのが良いでしょう!
本来であれば、担当した美容師さんに相談するのがベストですが
万が一、信頼がおけなくなってしまっているようなら
しっかり下調べを行うのが良いでしょう。
「根折れ直し」なんて稀にしか行わないので、きちんとメニューにしているサロンも多くないですからね。
あまりに知識と経験がない美容師だと、これまた断毛のリスクが高まってしまいます。
実際に、昨年来店されたお客様で、根折れになって翌月、同じ美容室に直しにいったら
さらに根折れ&ビビり毛になってしまった方もいました。
こうなると、本当に笑えないですからね、、、。
後は、洗いかたやタオルドライなどの際には注意してください。
濡れているときの髪は、乾いているときよりはるかに敏感です。
あまりゴシゴシせずに、優しく扱うよう心がけるのが良いでしょう!
直すタイミング
そして、根折れには治すことができる「タイミング」もあります。
根元から1センチ未満の状態で根折れになっていると
治すときに使用する薬剤やアイロンで、再び根折れになってしまう事も考えられるためです。
最低でも根元から2センチほど離れていないと、キレイに治すことは難しいでしょう!
いずれにしても、根折れを治してくれる美容師さんを見つけ、じっくり話を聞いてみて
それから考えるのが良いでしょう。
プライドの高い美容師だと
「そういったのはうちではできません。。」
ってきちんと言えない人もいますからね、、、。