矯正ストレートやデジタルパーマ、ストデジというメニューは安易に行うと、ひどいダメージになってしまう、、。
美容師なら当たり前のはずですが、まだまだ安易な施術で髪を傷めてしまう事も多いようです。
特に「ストデジ」なんてメニューは、矯正ストレートとデジタルパーマを同時に行うメニュー。
美容師は、どんな髪にも施術できる魔法の薬剤を持っているわけではありませんので、髪の状態次第では、施術不可能な場合もあります。
上手くかかったとしても、ダメージが0なわけではありませんので、ホームケア次第では、いずれ傷んできてしまう事もあり得ます。
それでも、矯正ストレートをしている方からしたら、毛先がカールしているかどうかで、その印象は大きく違いますし、普段のスタイリングも楽になりますからね。
できるならやっておきたいメニューなのでしょう。
では、今回は4か月前にストデジをされたお客様をご紹介
2年前の初めてのご来店
始めましては、今から2年前。
何度かブログに登場させて頂いていますが、この2年間は、髪のダメージを修復するために、ヘアーホスピから始まり、ヘナトリートメントまで、様々なメニューをしていただいています。
その初めのころの写真がこちら
毛先をアップにすると、、
毛先はほぼビビり毛に近い状態で、パサパサの質感に加え、濡らすと櫛も通らないほど絡んでしまいます。
これは繰り返しの高アルカリ高濃度還元剤の薬剤で、繰り返し矯正ストレートを行ってきた結果ですね、、。
元々の髪も決して太くて丈夫ではないので、完全にアルカリと熱でやられてしまっていました。
美髪にとって、最も大切なキューティクルはアルカリと熱、さらに摩擦に弱いので、高アルカリの矯正を毛先まで何度も行うと、こういった結果になってしまうのです。
普段のアイロンの温度などもあるかもしれませんね。
参考記事 ➡ 髪質を改善する為の必須項目!美髪に導く3つのヘアケア方法!
4か月前のストデジ
それから、様々な趣向をこらし、髪質を改善させています。
最終的にはヘナとヘアーホスピが最も効果的でしたが、4か月前に初めて365システムの髪質改善を行いながらストデジをかけています。
まずはビフォア
ほぼ長さを変えないように毛先をカットしてきているので、こうして見ると、まだまだ毛先はダメージを感じます。
クセも割と強く、アップにすると
この時は、前回矯正ストレートをしてからおよそ1年くらいたっています。
365システムは、髪の強度を強くしながらカラーや矯正、パーマをかけていくので、わかりやすく言えば「ダメージを補修しながら行うメニュー」になるのです。
参考資料 ➡ 髪質改善 ほぼダメージ0でカラーをしながら髪を補修する365プラスとは?
根元に矯正ストレートを施した後に、毛先のデジタルパーマ
そしてこの時の仕上がりがこちら
根元は非常につややかにキレイになっていますし、手触りもとても良い状態になっています。
ただ、毛先は完全に補修できているわけではありません、
ま、元々がビビり毛ですからね、、、。それでもデジタルパーマはキレイにかかっていますね!
今回は根元の矯正ストレートと毛先カット
あれから、4か月、、、。
髪のダメージも少し気になるので、、、という事で、やっと長さを切る気になったようです。
まずはビフォア
毛先はまだ前回のデジパも残っているので、毛先に少し残るくらいでカットしていきます。
おおよそ7センチくらいでしょうか、、。
そして、再び365システムの髪質改善ストレートを行います。
途中、こんな風になっています。
以前にストレート履歴のある中間部分は、今回は酸熱ケアを行っています。
まぁ、簡単に言うと、手触りを改善させるための施術ですね。
酸熱ケアは最近美容業界で流行っているんモノですが、強いクセを伸ばすことはできませんからね、、、。
しかし、手触りを良くする、という意味では良い仕事をするのです。
そして、仕上がりがこちら
完全にキレイになるにはもう少しかかりますが、それでも当初に比べれば、随分髪もキレイになっています。
女性にとっての髪はやはり重要ですね!