こんにちは、名古屋の髪質改善プランナー、衛藤です。
矯正ストレートは、美容室の数あるメニューの中でも、ブリーチと1,2を争うほど、
ダメージリスクの高いメニュー。
ちょっとした失敗で、取り返しのつかない髪になってしまう事だってあります。
けれど、使っている商材、施術する美容師によっても、その出来栄えやダメージは大きく変わるのです。
では、本日のお客様
1ッか月ほど前に、矯正ストレートをされています。
ただ、1~2週間ほどすると、顔周りのクセは戻ってきてしまった、、
それが気になって、今回は早めの矯正ストレート。
通常であれば、半年~1年くらいの期間は開けているそうです。
まぁ、言われてみれば、若干矯正が甘い部分もあるし、、、でも、、、
見た瞬間に、何かがおかしい、、、
なぜが頭が四角くなっている、、、
で、中をのぞいてみると、、、
写真でわかりますかね、、、完全に根折れです。
根折れの原因には2つのパターンが考えられます。
1つめのパターンは、薬剤塗布のミス。
薬剤を塗布した時に、頭皮についたり、生え方を無視したりすると
根元が折れた状態で、髪に薬が作用してしまい、そのまま酸化、結果的に髪が直角に折れ曲がってしまいます。
もう1つのパターンは、アイロンの操作ミス。
アイロンを入れるときに、生え方を無視した角度でアイロンが入ってしまうと、根元が折れた状態で
熱を与えられるので、直角に曲がった髪ができてしまいます。
どちらも、完全に美容師のミスですが、薬剤塗布のミスだけなら、まだ直しやすい。
今回は、伸びてきた状態から見ると、おそらく薬剤の塗布ミスでしょう。
この方、写真ではわかりにくいですが、頭頂部の生え方(毛流)が、かなり前に向かっている。
だから、非常に根折れがしやすい髪なんです。
とはいえ、このままでは、矯正しても、四角さは治りません。
髪の体力もまだ残っている状態ですので、根折れ直しとバックウェーブ伸ばしのため
矯正ストレートを行います。
とはいえ、根元1、2センチからの根折れなので、薬剤塗布をぎりぎりまで攻めながら
生え方に合わせながら慎重に塗布します。
アイロン操作も同様に、、、しっかり熱を当てながら、、、
そしてアフター
きれいに直し終了です。
よかった、、、。
結構集中した作業なので、目がパリパリに乾いていますが(老眼か?!)
最後に笑顔で「ありがとうございました」といっていただけたので
そんな疲れも忘れてしまいます。
生え方が難しい髪なので、矯正の際には注意してくださいね!