ジェンテには様々な髪のトラブルを抱えた方にご来店頂きます。
その原因は、ストレートやデジタルパーマなど、酸やアルカリと熱によるダメージや、度重なるブリーチ、繰り返されるカラーのダメージなど、色々なパターンがあります。
その中でも、特に注意してほしいのが、普段のスタイリングで使用するアイロンです。
ストレートアイロンに関しては、ずいぶん前に書いた記事もありますが、
200度のストレートアイロンで毎日クセを伸ばし続けた結果、、、
今回は、もっと良くあるパターンで
カラーやパーマ、クセ毛などで髪が傷む
↓
髪がモワモワするからアイロンでスタイリング
↓
さらに髪が傷み、収集つかなくなり、シャンプーやトリートメントやオイルで何とかしようとする
↓
モワモワが解決しないばかりか、コーティングで髪が重くなり、更に熱とオイルが反応して髪が悪化する
といった具合です。
スタイリングで、ストレートアイロンを使用すると、セルフケアでも、簡単にめちゃめちゃきれいになります。(その時だけ)
ただ、その代償として、髪の健康が損なわれてしまい、普段のスタイリングはより大変になっていくのです。
たとえは悪いですが、ストレートアイロンによるスタイリングは麻薬の様なものかもしれませんね。
特に、30代後半から40代あたりにかけて、髪が細くなったり、グレイカラー(白髪染め)をするようになると、より顕著にダメージが出てくるように感じます。
では、そういったパターンのお客様が改善していく様子をお見せしていきましょう!
ほっとくと髪が膨らみだして収集つかない!
まずは初来店の様子。
オイルやトリートメントで、完全に皮膜毛(コーティングでおおわれている髪)になってしまっているので、とりあえずクレンジング。
その後、シャンプーしてドライした写真がこちら
この方は、アイロンの温度はそこそこですが、シャンプーやトリートメントは市販のものをネットで購入。
今まで、美容室でのカラーをする際には、必ずトリートメントを行っていたようです。
「あー、そういったトリートメントって、ほとんど意味がないんですよねー」とお話しすると驚いていました。
でも、それを続けた結果が今回の状態であるとするなら、髪は1ミリもキレイにはならないのは間違いない事実ですよね。
とりあえず2回の施術で髪の強度を強くする
本来、髪のゆがみを直していくのには365の「ベースメイク」が適しています。
ダメージによる髪のゆがみから、元々のハードなクセ毛まで、様々な対応ができる施術なので、一般的なストレートパーマとは、意味合いが違います。
ただ、今回の様に、ダメージが激しい場合にはまず髪の体力を回復させるところからスタートする事が多いです。
たとえるなら、手術をした方がいいけど、それに耐えうるだけの体力をつけてからでないと、逆にリスクが高くなる、、、みたいなイメージですかね。
その体力を回復させる方法が、365+カラーやドーニ―と呼んでいる施術です。
その他にも、ダメージによって、様々な調合、施術があるのですが、話がややこしくなるので、ここでは一旦省略しておきましょう。
この365+カラーやドーニーは髪の体力を回復させるだけではなく、もう一つ、とっても重要な役割があるのです。
僕個人は、この点が最も重要だとも思っています。それが、、
「髪を傷ませることなくカラーをする」
という点。
僕らが、「続けていただければ100%、一切の例外なく髪は綺麗にできる」と言い切れるのも、この「傷ませない施術」が出来るから。
いまのところ、こんな施術が出来るのは365だけだと思いますけどね、、、。
元のクセとダメージで歪んでしまった髪をベースメイクで整える
今回のケースでは、1回目が365+カラー、2回目がドーニ―カラーと行っています。
そして、念願の3回目。
髪の状態を見極めながらの施術となりますので、緊張感を保ちながらの施術となります。
まずはビフォア
初回来店時と比べれば、ずいぶんと違いがありますね。
ご本人も、「ずいぶん楽になった」と言っていただいていますが、「きれいな髪」になるのはまだまだこれからですからね!
そして、ベースメイク施術後がこちら
中間毛先に関しては、まだまだ改善の余地がありますが、3回でここまでこれたなら上出来かな、、と思います。
これで、普段のストレートアイロンを使用したスタイリングも減ると思いますので、更に髪はキレイになっていくでしょう!
では、今回はここまで。
いつもありがとうございます!