数年前から美容室業界では「髪や地肌にやさしい」と言った商品やメニューを目にする機会が増えました。
でも、そういった商材が本当に「髪と地肌にやさしい」のかは実際に調べてみないとわからないもの。
メーカーが言うから安心、、なんて思っていると、後々大変なことになるのも、長く美容師をしていると多々経験しています。
飲食関係や食品業界なら、大問題なのに、美容業界では普通にそう言った「嘘」がまかり通ってしまうのは美容業界の七不思議です(笑)
その点、365シリーズは確実に結果が出せるので、こちら側も安心して施術できます。
では、今回は365カラーを始めて半年のお客様。
ブリーチ ➡ 黒染め の悪循環
まずはビフォアの状態がこちら
当時はまだ学生さんで、就活前に最後のカラーを楽しもうと、ブリーチしてあるらしいです。
その後、就活の為に黒染め、、けれどブリーチで傷んでしまった髪は色の定着も悪いため、しばらくするとこんな状況になってしまったとか、、
本来、黒染めをした後はブリーチで色素を抜くことが多いのですが、ダメージを改善したいのに、さらにブリーチで髪を傷めるなんて本末転倒、、、。
でも365には、こういったケースで困らないように中性の脱染剤があるのです。
簡単に言ったら、「髪をできるだけ痛ませずに、染料だけを抜く」薬剤ですね。
その染料を抜いた状態がこちら
色素には「保湿」の効果もあるため、染料を抜くだけではパサパサしてしまいます。
当日は、この後365カラーで髪の状態を整えています。
一度傷んだ髪はもとには戻らない
この後、1~2か月周期でカラーを行い、徐々に髪質改善を行っています。
ただし、既に傷んでしまった髪が、「何もなかったようにキレイになる」なんてことは、科学的に考えてもあり得ない話。
依然にびびり毛の記事で書いたように、できることは
「少しでもダメージが気にならないように誤魔化す事」と「今後の髪が傷まないように施術する事」だけです。
あまりに人工的なツヤで、ツルツル、テカテカに見せているものほど、後々のダメージにつながりやすくなってしまいますからね。
半年後の現在
そして、この方の現在の状態がこちら
髪質的に細くて、ややクセ毛もありますので、ベースメイク&デジタルパーマも行っています。
乾かしただけでこれくらいまとめれば、これからの時期もきっと楽でしょう!
ただ、毎回なのですが、写真では髪の質感までお伝え出来ないのが残念。
それでも、ご本人から「最初の頃から比べたら、まるで別人みたい」と嬉しいコメントを頂いたので、それで十分なんですけどね!(笑)
これからも綺麗な髪を維持していきましょうね!