「髪が濡れたまま寝てはだめですよ、、必ず乾かしてから寝てくださいね、」
こんな風に美容師さんに言われ事がある方も多いでしょう。
何故髪が濡れたまま寝てしまうと、傷んでしまうのでしょう?
今回はそんなヘアケアのお話です。
髪は濡れているほど敏感になる
髪は濡れていると、その強度が弱くなります。
簡単に言うと、乾いた髪を1本引っ張っても切れないのに、同じ髪をしっかり濡らして引っ張ると、割と簡単に切れてしまったりすることがあるのです。
これは、髪を作っているたんぱく質が、濡れると柔らかくなるためです。
爪なども、お風呂上がりだと柔らかくなって切りやすくなりますよね。
これと同じです。
つまり、髪は濡れているほど柔らかく、ちょっとした摩擦や熱でも簡単に傷んでしまうのです。
髪にとって、最も大切なのはキューティクル!
そして、髪のダメージに最も密接に関係するのがキューティクル。
髪の表面を守っているうろこ状の物で、実際の写真だとこんな感じ
このキューティクルは、髪を守り、きれいに見せてくれる最強の鎧のようなもの。
なので、ホームケアで最も重要なのは、いかにこのキューティクルを傷つけないか、、がテーマとなります。
よく「シャンプーは何を使えばよいですか??」と聞かれます。
基本的には余分な成分があまり入っていないものが良いとは思いますが、個人の好みなどもあるので、ここではあえて触れないで進みます。
(個人的にはやっぱりルーブルドのヴィアールが好きですけどね、、)
ただ、どんなに良いシャンプーを使用しても、使い方や髪の扱い方が間違っていたら、髪は傷み続けますので、注意していきましょう!
正しいホームケア3か条
では、美髪を保つうえで重要な3っつのポイントをお伝えしておきましょう!
1、髪を洗う時
まずは洗う時。
特にロングで毛先が痛んでいる場合だと、毛先が絡まったり、引っ掛かったりすることがあるでしょう。
その毛先に無理やり指を通したり、ごしごし洗うのは完全にNGです。
そんな場合は、泡だけを毛先にもなじませておいて、そのまま流し、トリートメント等で指通りを良くしてから指を通していきましょう。
シャンプー時に傷んだ髪や、細い髪が切れてしまい、アホ毛の原因になることもあります。
余談ですが、一般的なアルカリカラーをした後の1週間前後は、特に注意した方が良いでしょう。
通常、カラー後の1週間前後は髪がアルカリでふやけた状態にあり、普段の濡れているときより、はるかに傷みやすく、敏感になっています。
ちなみに、ジェンテでは、この余分なアルカリを残さず、髪を強くするカラーも行っています
➡髪質改善 ほぼダメージ0でカラーをしながら髪を補修する365プラスとは?
2、タオルで水分をふき取る時
キューティクルにとって、大敵なのは熱と摩擦の2つ
洗う時の「摩擦」と同様にふき取る時の「摩擦」も髪を痛ませてしまう原因になってしまいます。
ですから、タオルで水分をとる時、まずは根元や頭皮の水分を、タオルで頭を抑えるように「圧迫」する感じでとっていきましょう。
その後、毛先の水分はタオルで包み込み、たたくようにして水分を取ります。
これは良く美容師さんがシャンプー台でも行っているので分かりやすいですよね。
3、ドライヤーで乾かす時
更に、その後ドライヤーで乾かすのですが。この時には「髪に当たる温度」が問題となります。
基本的に髪の温度は、濡れた状態で60度以上、乾いた状態で130度以上で傷み始めると言われています。
では髪が痛まない温度はどれくらいなのか、、、
これは、ドライヤーを手のひらにあてて熱くない距離感で使用するのが安全です。
その際に、摩擦もかけすぎないように注意して下さい。
ちなみに、いまだに売れ続けている復元ドライヤーは、マイナスイオン、育成光線に加え、髪が痛まない温度で設定されているので、乾かすたびに傷んでいく心配は、ほぼありません。
少し面倒ではありますが、この3つのタイミングを注意していく事で、髪のダメージは変わっていきます。
美髪を目指すのであれば、是非やってみて下さい!
「美髪は1日にしてならず」です。