先日の月曜日は365の研究会でした。
今回のテーマはパーマ!
美容室は一時期「パーマ屋」と呼ばれるほどパーマのお客様が多かった時期があります。
今から20年ほど前ですかね、、、。
僕もアシスタントとしてパーマのロッドを巻きまくっていた記憶があります(笑)
ところが、時代とともにパーマの需要は減っていき、今では100人中、4、5人ほどしかパーマをかけない美容室もあるようです、、。
この要因は、おそらく美容師や美容メーカーの勉強不足!
楽にきれいにするためにパーマをかけているのに、髪は傷むし、スタイリングはやりにくいわで、どんどんパーマ嫌いのトラウマを持つお客様が増えていってしまったことに起因しています。
時代的には、パーマは絶対にかけた方が普段のキレイは保てるはずなんですがね、、、。
という事で、今回は、ちょっと専門的なお話。
一般の方にはほとんど分からないかもしれませんが、僕らがどんな勉強をしているのかをご紹介いたします!
パーマ剤の強さは問題ではない!
パーマをかけるときに、よく美容師が「優しい薬で、、、」とか「ちょっと強めの薬で、、、」とかって聞いたことがある方も多いと思います。
実際には「PH○○で還元剤濃度○○%、アルカリ度が〇の薬剤」とかってなるのですが
一般のお客様には、ややこしい上に、マニアックで怪しい美容師と思われてしまうので、やむなくこういった言い方になってしまうんですよね(笑)
僕らもお客様に説明するうえでは良く使う言葉です。
でも、これって本当は大きな間違いなんです。
ただ、そもそも大事なのは、「薬剤の強さ」ではなく「髪にどれくらい薬剤が入るか、、」
「優しい薬剤」でも髪の中にきちんと入って作用するものなら、普通にかけることだって可能なはずです。
逆に、良くある話ですが、きちんとした知識を持っていないと、美容師の言う「優しい薬剤」で甚大な髪のダメージを受けてしまう事だってあるのです。
今回の研究会は、そんなパーマの検証でした。
パーマは2剤が命!
これも、パーマを知るうえでは最も重要な要素の一つ。
一般的にパーマをかけた場合、デジタルパーマやエアウェーブのような乾燥させる工程を行わない普通のパーマの場合、そのほとんどが2剤不足で終わっています。
だから、カールやウェーブが「すぐ取れた、すぐ緩くなった」となってしまい、もちろん髪のダメージにも影響します。
これを美容師的には「酸化不足」と言います。
これはパーマ2剤をしっかり付ける必要性を知らないアシスタントとかだと良く起こる現象です。
その心配が極力少なくなるように。365ではしっかり髪に浸透する2剤を使用し、さらに「酸化不足」が起こらないような工夫をあの手この手で施しています。
パーマなら理論は全て同じ
今回は、様々な方式でパーマをかけて、それぞれのかかり具合を調べる、、という検証がメイン。
なので、2つの人形を使い8パターンのパーマのかけ方を検証しています。
ゴールは、「乾かしただけで巻いたようなふんわりカール」です。
中間処理~2剤工程までの違いを検証するので、1剤は全て同じ。
365商材なので、ダメージについてはほぼ心配ありません。
そして結果はこんな感じ
写真では分かりにくいですが、それぞれに特徴のあるパーマになっています。
この結果を踏まえて、ジェンテでも営業後に色々と検証してみました。
パーマのかけ方によるパーマの出方の違い、髪の負担など様々な情報が共有でき、これで思い通りのパーマをかけることに近づけたかと思います。
ただ、365は常に進化発展する商材。まだまだ「これが答え」ではありません。
もっとお客様の要望に答えれるように、他ではできない施術が可能になるように、ジェンテでも発展していきますのでご期待ください!