数年前から、美容業界では「髪質改善〇〇」なんていったメニューが密かに流行っています。
僕が把握しているものの多くは、ごくごく、よわーい矯正剤(ストレートの薬剤)にコーティングを足したもの。
中には、コーティング剤を化学反応により、取れにくくしてあるものもあります。
基本的には、ストレートアイロンを使用して、髪のツヤと手触りを改善しているだけなので、
もちろん髪のダメージを補修してくれるわけではありません。
極端な話、今までの反応型のサロントリートメントの「強力版」と言った感じですね、、。
サロントリートメントですら髪は傷むので、こういったストレートアイロンを使用するモノは
髪の形状を変えているので、厳密に言ったら「髪が傷まない」わけではありません。
髪のダメージを無かったことにする「魔法の薬」なんてない!
「女性の髪は命、、、」
遥か昔から言われ続けているだけあって、やはり女性はキレイな髪にあこがれますよね。
僕も、どうにか「傷んだ髪」を「元の髪」に戻せないかと試行錯誤していますが
ご自分で「あ、傷んでるな」と感じてしまうレベルの髪の傷みは、今の所
「元に戻すのは不可能」(今後はわかりませけど、、)なんです
ジェンテで行っている復元メニューのヘアーホスピですら、写真のようなダメージだと
ホスピ単体では「傷んでいると感じない」レベルまでもっていくのは相当時間もかかります。
髪質を改善を行う上で最も大切なことは何か?
では、上記に様な「ダメージをごまかす」メニューにはあまり意味はないのか、、、?というと
そうではありません。
傷んでガシガシになってしまった髪、もしくはジリジリになってしまった髪は
おそらく想像以上にストレスを感じてしまうでしょう。
そういった状態の髪を、一時的とは言え、ごまかすことで、普段も髪の扱いやすさは随分変わるでしょう。
(持ち具合にもよりますが、、、)
しかし、、、、、
その髪のダメージを引き起こした根本的な原因を改善しないと、いつ同じことが再び起こるかわかりません。
例えて言うなら、
洗濯用洗剤で手を洗いながら、めっちゃ高級な保湿剤を使うようなもの、、、。
それなら、洗濯洗剤をやめて、他のものにしましょう、、、、という事ですね。
髪の場合だと、そういったダメージの原因は、パーマ、カラー、矯正ストレート、ヘアマニキュアなど
ある程度限られています。
ただ、残念ながら、全く同じメニューでも、施術の仕方、気の使いかたで
髪にかかる負担は全く変わってきます。
「髪質を改善したい!」と思うなら、高価なトリートメント類を探すよりも、
まずは「髪をできるだけ傷めない」知識や技術を知る美容師探しからですね!