就職活動や試験、様々な理由で、明るい髪を黒く染めなければいけないケースがあります。
美容師の立場からすると
「今時、ちょっと明るいくらいが普通でしょ、、」
と思ってしまいますが、まだまだ一流企業や公的な場所では、明るい髪はNGなんてことも多くあります。
(ちなみに、美容師の国家試験も黒髪が基本なんです、、、不思議な話ですよね(笑))
黒く染めるのは、実際はそれほど難しい事ではありません。
とにかく、濃い染料を使用すれば、問題なく髪は黒くなるのです。
ところが、困るのはその後、明るく戻したい場合、、、。
通常、黒く染めた髪にはブリーチ剤を使用することが多いのですが、このブリーチ剤、、、
実は強アルカリなんです。
つまり、ブリーチ剤を使用して黒染めした髪は、著しく傷んでしまう、、という事です。
ところが、ジェンテでは、この黒染めを、ほぼダメージレスで明るくすることが可能なんです。
今回は、そんな黒染め落としを、実際のケースと共に見ていきましょう!
黒染めしてある状態のビフォア
まずはビフォア写真がこちら
2か月ほど前に、就活のため黒染めを行ったそうです。
毛先は随分明るくなっていますが、根元は、ほぼ真っ黒ですね、、。
ちなみに、この毛先だけが明るくなってしまうのは、髪が傷んでいるからです。
髪を守っているキューティクルに隙間がたくさん空いている、、、、
だから、この隙間から、髪の成分と共に、染料も抜けていってしまうため、色が早く抜けてしまうのです。
では、この黒髪を、元の9~10の明るさに戻していきます!
髪に入っている染料を抜く
カラーは通常、明るくする作業と、色を入れる作業が同時に行われています。
参考記事 ➡ ヘアカラーでの髪の傷みを最小限にする方法!
わかりにくい図ですが、簡単に言うと、、
カラー履歴のある髪は、髪に残っている染料を抜くと本来の髪の明るさが出てくる。
という事です。
今回のケースは、黒染めなので、よりその差が激しく出てきます。
そして、その染料を抜く薬剤はこちら
細かい説明は、大人の事情で書けないのですが、この薬剤は中性で髪の染料のみを落とすことができます。
簡単に言ったら、髪をほぼ傷めずに脱染(染料を抜く)ができる、、という事ですね。
そして、染料のみを抜いた写真がこちら
ブリーチ力はないので、根元は暗いままです。
いままで入れてきた染料を抜いた、本来の明るさがこの状態、、という事です。
全体的にパサパサして見えるのは、染料を抜いたため、このような状態になっています。
染料には保湿力がありますので、その染料を取ると、当然パサついて見えるのです。
根元から毛先までの色を整える
この状態から、カラーを行っていきます。
カラーはもちろん365プラスカラーで行います ➡ 髪質改善 ほぼダメージ0でカラーをしながら髪を補修する365プラスとは?
そして仕上がった状態がこちら
乾かしただけの状態 ↑
毛先に軽くアイロンをしてみた状態 ↑
比べてみると、、、、
毛先にちょっと赤みが残ってしまいました、、、
が、髪色は当たり前に違うのですが、この工程が、ほぼダメージなくできているという点はすごい。
通常のブリーチ剤なら、バシバシになってしまう工程ですからね。
今回は、365プラスカラーを行っている分、手触りはかえって良くなっていますね。
髪をきれいな髪のまま、明るくしたいというご要望がありましたら、いつでもご相談ください
➡ お問い合わせ
お知らせ
只今、メーカー主導ではない、「本当の毛髪科学」を名古屋辺りで一緒に学んでくれる美容師さんも募集しています。
美容師の多くは、髪のプロであるにも関わらず、更には結構な強さの薬剤を死闘しているにも関わらず「知らない」もしくは「知らされていない」事実が沢山あります。
それを知り、その対応策を考えれば、お客様の髪は必ず今よりキレイにすることが出来ます。
●お客様の為に、本当に髪に良い事を勉強したい
●お客様の髪をキレイにしたい
●他店との差別化を図りたい
●髪の為に、今できない事ができるようになりたい
そんな美容師さんと共に学んでいける環境を作りたいので、興味がある方は是非一度ご連絡ください。
現在あと2~3サロンほどの募集です。