久しぶりのヘアケアカテゴリーの記事です。
世の中には信じられないくらいの数のシャンプー剤やトリートメント剤が販売されています。
中には「こんな良い成分を使用しています」なんて広告も目にしますが、基本的に成分のみでシャンプー剤の良し悪しを判断するのは全く持ってナンセンス。
基本的に大切なのは配合率だし、それぞれの意図を理解しなければ成分だけで理解することなんてできません。
参考記事 → ヘアーホスピで使用する復元シャンプーはシャンプー解析サイトでは最悪評価(笑)
365のシャンプーに至っては、美容の研究員でさえ理解できない成分だって入っていますしね(笑)
まずはもっとも誤解が多い、髪質改善の考え方からお話ししましょう!
髪質改善は傷ませないこと
「髪質改善」を行なっていると割と一般の方が共通して持っている誤解があります。
それは、、
「どんなに傷んでいたって、髪質改善で良くなるんでしょ?」
という誤解です。
確かに、僕らは傷んでしまっている髪に様々なアプローチ(施術)を行うことで、髪の強度を増したり、ツヤやしなやかさを取り戻したりすることができます。
でもそれは、1回の施術で100%元の髪に戻せるわけではありません。
図で説明していきましょう!
知り合いの美容師さんに使用したメモなので雑な絵、文字は勘弁してください(笑)
これが、通常の来店時の髪の状態。
ダメージをそれぞれポイントで表しています。
随分前の記事ですが参考記事です → 髪にはそれぞれの体力がある‼️
その上で、365のカラーやベースメイクで髪を強化すると、、、
こんな感じになっています。
1回の施術では傷んでしまった毛先は−20ポイントでまだマイナスとなっています。
これを繰り返していけば、毛先も±0になるはずですが、時間が経っていくと、、、
日々のシャンプーやドライヤー、紫外線などで、ポイントはマイナスとなっていきます。
ここで大切なのは、2ヶ月経ってもプラスのままなのに、毛先は元の−50ポイントになっています。
場合によっては、以前より悪くなっていることも十分に考えられます。
この毛先のマイナス部分をごまかしながら、プラスである根本をプラスのまま伸ばしていく、、これが髪質改善での大事なポイントとなっているのです。
ヘアケアの基本はいかにマイナスを減らせるか、、
このように、一度強化した髪でも、元のダメージが大きければ大きいほど、早く元の傷んだ状態に戻ってしまいます。
つまり、このマイナスポイントをいかに少なくするかが、ヘアケアーで最も重要なポイントとなるのです。
そのために、シャンプーやトリートメントなどの「モノ」を変えるのも重要ですが、それ以上に、普段の洗い方や乾かし方、スタイリングの仕方などの「コト」を変えることが重要な要素となっていきます。
具体的な注意点はこちら → 髪質を改善する為の必須項目!美髪に導く3つのヘアケア方法!
まとめ
最後に、話をまとめると、ヘアケアで大事なのは「いかに髪のダメージを進行させないか」ということです。
中には、なにかを付けたり使用したりすることで髪が良くなっていくと思っている方もいるようですが、実際に使っているだけで髪のダメージをかいぜんできるものはほとんどありません。
ですから、使用する「モノ」だけでなく「コト」も大切、、というコトですね!