アルカリカラーにおいて、髪や頭皮の負担になるのは髪をブリーチする力を持たせるための「アルカリ」と色を入れるための人工色素である「ジアミン」の2つ。
肌や頭皮が敏感な方や、アレルギー体質の方だと、施術中や施術後に様々な症状に悩まされる方も多いでしょう!
特に白髪染めの場合は、頭皮からしっかり薬剤を塗るため、その負担も大きくなってしまうのです。
今回は、そんなアルカリカラーの対策をいくつかご紹介します
施術中にカラー剤がしみる!
カラー施術中に頭皮に刺激をかんじる方は意外と多いものです。
少々のムズムズ感なら我慢できなくもないけれど、ひどい方だと、頭皮がただれてしまうのでは、、、と思うほどの痛みがあるようです。
この施術中の刺激は主にカラー剤の「アルカリ」によって引き起こされるものが多い、、。
なので、簡単に言うと、頭皮に触れている「アルカリ」を落としておく、とか、アルカリである時間を少なくしてあげる、ことで、頭皮への刺激は変わります。
これはジェンテで行う365カラーであれば、問題ないのですが、近くに365カラーを扱うサロンがない場合は、美容師に使用する薬剤を変えてもらうのも一つです。
業界の流れとして、最近のカラー剤の多くが、明るくしながら色をしっかり入れる事を重要視しているため「アルカリ」が高いものが多いので、可能なら昔ながらのカラー剤の方が刺激を感じにくいでしょう!
ただ、敏感肌の方の中には、香草カラーでも「頭皮が痛い」と感じる方もいるようです。
この場合は、確実に香草カラー内の「ジアミン」が刺激しています。
特に「香草カラー」にはジアミンの濃度が濃く作られているものもあり、ほぼ素手で作業する僕でも、指にキズなどがあるとえらくしみる場合があります。
この場合は水の配合を多くするとか、個人的には軟水で溶くと随分刺激も弱くなるそうなのでおすすめです。
自宅に帰り、洗っていると痒くなる
人工色素である「ジアミン」はアレルゲンとしても良く知られていますが、施術後、数時間して症状が出てくるという特徴があります。
お客様の中には
「カラーした後、自宅でシャンプーするとめちゃくちゃ痒くなる」
とおっしゃる方もいます。
通常「ジアミン」は酸化し切っていないとアレルギーを引き起こすと言われています。
なので、ここからは想像ですが、毛穴の中に入ってしまっているジアミンが、酸化し切らずに残っていまっているために起こると思われます。
お客様の中には、あまりの痒さに、自分で洗う時にかなりゴシゴシ洗う方もいれば、湯船に頭ごと突っ込むなんて方もいます。
僕も、個人的に色々とあれこれやっていますが、美容室でできる対策としては2度洗い✖️炭酸シャワーが今のところかなり有効のようです。
シャンプー剤の違いや、炭酸機器のスペックなど、様々な違いはありますが、かゆみが気になるかたは、担当美容師にお願いしてみるのも一つかと思いますよ!