美容室で使用する薬剤の中には、原料ベースでみると「劇薬」と言われるものや、髪を溶かすような成分が入っているような、一般の方から見たら、割と危険なものも扱っています。
だから、ブリーチやパーマ、矯正ストレートでは、トラブルも多々あります。
所が、そんなリスクのある薬剤を使用しているにも関わらず、きちんとした薬剤知識、毛髪科学を知っている美容師はわずか2%らしいです。
(どこからのデータなのか、真偽の程は分かりませんが、、)
いまだに、「サロンのシステムトリートメントで髪が良くなる」なんて本気で思っている美容師もいますからね、、、。
怖い話です。
ただ、それは「勉強していない美容師が悪い」のではなく、本当の事を知る機会がほとんどないのが原因です。
皆さんご存じだと思いますが、美容師は営業が終わった後に練習したり、休みも講習に出かけるなど、割と勤勉な人間が多いのです。
にもかかわらず、薬剤知識が少ないのは、「美容師を育てているのがメーカーだから」だと個人的には思っています。
メーカーは大切なことは決して美容師には言いません。(営業レベルだとほとんど知らないですけどね)
特に最近は、「安くて簡単、誰でもできる」商材が多くなっているので、メーカーのいう事を鵜呑みにしていると大切なお客様の髪を傷つけ続ける事にもなりかねません。
今後は、一般の方もですが、美容師も、きちんとした知識を身に着け、自分のお客様は自分で守るスタンスが必要になってくるでしょう。
ま、よく考えれば、僕ら美容師はプロフェッショナルであるのだから、当たり前なんですけどね、、。
(365に出会っていなければ、、、と考えると僕らも恐ろしいですが、)
そういった観点からに見ると、365はかなり変わっています。
2か月ごとくらいのご来店だと、同じメニューなのに、前回よりバージョンアップしている、、何てことも多々ありますからね(笑)
それくらい365には、良く言えば情熱的な、悪く言えばちょっと変わった方ばかりです(笑)
(全国のちょっと変わっている諸先輩たち(笑))
先週の月曜には大阪でのATS研究会でした。
ATSとは通常名古屋で行われる研究会の、もうちょっと詳しく、内容も難しい話をしてくれる勉強会。
今回もいろんな話がきけて、非常に勉強になりました!
例えば、まだ日本の市場には出回っていない原料を使用した商剤。
ちょっと実験した結果では、非常に手触りが良くなり効果的なものでしたが、まだ高すぎて商品化できないそうです。
これから企業と値段交渉に入るそうなので、ひょっとしたらそのうちメニュー化できるかもしれませんね!
後は、薬剤が髪に入っていく仕組みだったり、髪の中のたんぱく質の性質の違いであったり、、
かなり難しい部分もありましたが、早速サロンで使えるような話も多く、貴重な時間でした。
ちなみに、この写真に写っている方は岡山の美容師さんですが、研究者なみの知識を有しています。
365の多くの商材はこの方の功績によるところが大きいそうです。
こういった方が、様々な研究、検証をして頂いて、僕らも困っているお客様の役に立てるのです。
本当に感謝しかありませんね。
今後も日々勉強し、もっと多くの髪で困っている方、あきらめてしまっている方のお力になれたら!と思った講習でした!