美容室でのメニューのほとんどは、髪を傷ませます。
つまり、通常、来店サイクルが短い人ほど、髪のダメージはひどく、扱いにくくなっていく、、、。
特にカラーの場合は、どうしても「アルカリの力」が必要になるため
「ある程度」以上に、髪をキレイに保つことが難しく感じていました。
ところが、先日知り合えた、福岡の美容師「中さん」に紹介してもらった商材は
「髪を傷めないのはあたりまえ、後はどこまで修復できるかがポイント!」
という、なんとも信じがたいモノ。
今回は、早速取り寄せたその商材がどんなモノか検証してみました!
カラーはなぜ傷むのか
まずは、その前に、カラーが髪を傷めるメカニズムを簡単に説明しておきましょう!
カラーが髪を傷める原因その①
メラニン色素の破壊
一般的にカラーは、「明るくする事」と「色味を入れる事」の2つを同時に行います。
この「明るくする事」の為には、髪の中のメラニン色素を壊す必要があるのです。
(日本人の髪が黒く見えるのは、このメラニン色素の働きです。)
髪の中にある色素を壊す = 髪を傷める ことにつながります。
カラーが髪を傷める原因その②
アルカリによるキューティクルの破壊
カラー剤で髪を明るくする場合、パーマに比べると、明らかに高い「アルカリ」を使用します。
このアルカリが、髪を守っているキューティクルを傷つけ、剥がしてしまうのです。
キューティクルとは下の写真のうろこ状の物です ⇩
このキューティクルが髪の中の栄養分を、外に出ないよう守っているのですが
アルカリにより、傷ついた穴から、中の栄養素が抜け出てしまう、、、。
つまり、髪が傷む、という事です。
「傷まないカラー」を使用してみた結果
では、今回試しに使用してみた結果を見てみましょう!
まずは、ウィック(美容師が練習に使う人形)を使用して、ブリーチをします。
1回ブリーチしただけですが、中間から毛先にかけてパサつきが出ています。
そして、この上から「傷まないカラー」をかぶせていきます。
余談ですが、使用する薬剤がかなりインパクトがあります。
こんな蛍光色の薬剤を付けていくのです ⇩
その結果、、、、
明るくなっている部分の前半分が「傷まないカラー」
後ろ半分が通常のカラー剤です。
洗って乾かしただけですが、随分と違いがありますね、、。
さらに、実際の髪の毛で試させていただいています。
まずはビフォア
1年ほど前まで、ホームカラーをバリバリに行っていたため、毛先の傷みは割と激しくなっています。
ややくせ毛でもあるため、普段自分で乾かすとワーッと広がってしまうそうです。
まずは5種類ほどの補修材を調合しながらカラーを行います。
正直、不安にしか感じない色ですよね(笑)
その後さらに数種類の補修材を、この上からつけていきます。
そして、出来上がりがコチラ⇩
アップにすると
もちろん乾かしただけですが、かなりおさまりも良く、ツヤも良い感じです。
見比べるとこんな感じ
ちなみに、今回カットはしておりません。
かなり違いが出ますが、ここで称賛するほど、甘くはありません。
最も大事なのは、今後どうなっていくのか、、という事。
いつも言いますが「美容室で施術してもらったその時」だけキレイにするのは
それほどむつかしい事ではありません。
この後、1か月、2か月後や、カラーを2回、3回行った「その後」
どれだけ良い状態を保てるかが、「本物」と「偽物」の違い、、。
というか、お客様にとったら、それが全てですよね!
僕個人の、この商材に対する技術や知識が、まだまだ未熟なのもありますし
ま、今後に期待してください!
いつもありがとうございます!