髪は、年齢と共に常に変化していきます。
本当に⁉️
って思う方もいるかもしれませんが、美容師にとってはよく聞く話し。
特に、女性の場合だと、40代を超えたあたりから少しづつ、その変化が起こります。
代表的な変化では
●髪が細くなる
●髪が少なくなる
●ハリコシがなくなる
●トップのボリュームがなくなる
●うねり、クセがでる
●ツヤがなくなる
などです。
では、その原因は?
大きく言うと、体内環境による変化(ホルモンのバランス等)と、頭皮環境による変化(血流の悪化)があります。
体内環境に関しては、専門外なのですが、特にホルモンバランスの変化は今の医学をもってしても100%の解決は不可能だと言われています。
男性の薄毛に、なかなか解決方法がないのもこの事が理由です。
では、もう1つの頭皮環境はどうなのか?
解説していきましょう。
毛穴は通常、余分な皮脂を出す為に知らないところで開閉を繰り返しています。
で、血流が悪くなると、その開閉が遅くなり
毛穴の中に、皮脂が溜まってしまいます。
底に溜まった皮脂が硬くなり、過酸化脂質(タンパク質汚れ)という物質に変化します。
過酸化脂質は硬く、洗浄成分では取り除く事ができません。(身近な例でいうと、白シャツの襟汚れと同じです)
過酸化脂質は図の毛包部に溜まるので、毛穴から出る髪は、物理的に細くなったり、楕円になったりします。(エイジング毛)
過酸化脂質が邪魔をするので、髪の工場である毛乳頭にまで酸素も届きにくくなります。
さらに、髪は細くなります。
図にある起毛筋(立毛筋)も、酸素などがいきにくく、弱ってきます
結果、立ち上がりも無くなる。
これが、
髪が細くなったり、少なくなったり、ボリュームがなくなったり、クセがでるメカニズムの1つです。
つまり、1番厄介なのは毛穴に溜まってしまっている過酸化脂質なんです‼️
では、次回はその解決方法と施術例をみていきましょう。